タグ

ブックマーク / font-da.hatenablog.jp (4)

  • マンガ作品の表現規制について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    私はマンガ作品が人間の価値観に影響を与える可能性を拝しない。価値観は社会的に構成される部分が大きいので、社会に流通するマンガ作品もその一部として機能しているだろう。私たちの性/性役割についてについても、マンガ作品が差別を深めたり、差別に抵抗する力になったりすることはあるだろう。その上で三点を述べておく。 (1)マンガだけが影響を与えるわけではない (2)「性役割の固定化」と「性暴力」をイコールではない (3)「表現物を理由にした性暴力」の言説の危険性 (1)マンガだけが影響を与えるわけではない 私はかねてから、性差別の抑止のために表現規制をするのであれば、性差別的な記述のあるマルクスやヘーゲルの文献についても検討すべきだと思っている。私は哲学・思想の学会に出席するが、そこではマルクスやヘーゲルの研究者が差別発言を繰り返している。男女二元論による質化を行い、学会で「女性の質は出産すること

    マンガ作品の表現規制について - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 性暴力加害者の心理 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    性犯罪をおかして、逮捕され服役した人の手記が掲載されています。加害者として経験を話す人は多くないので、参考に挙げておきます。(加害についても触れられているので、リンク先の閲覧にご注意ください) 「【追記あり】元露出狂が綴る防犯対策」 http://anond.hatelabo.jp/20140103224112 この加害者は匿名で、被害者または被害者になりやすい女性に対して、防犯対策と称して「自衛」の方法を綴っています。この記事が「有用だ」「参考になる」と思う人がいるかもしれませんが、私は「加害者が、被害者に自衛を求める」という発想にある種の奇妙さを感じました。その奇妙さは、性暴力加害者に(直接・間接的に)接したり、調査報告を読んだりするたびに感じるものと同じです。 加害者が「自分がどうすれば加害をやめられるのか」ではなく、「あなたがこうすれば、自分は加害をせずにすむ」と述べること。その背

    性暴力加害者の心理 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • 原田伸一郎「表現規制とヴァーチャリティ : 『描かれた児童虐待』を めぐる法と倫理」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    自民党、公明党、日維新の会が表現規制に関する法案を提出し、その中で漫画やアニメ、CGなどと性犯罪などとの関連性を調査研究するよう政府に求めているため、ネットでも話題になっている。すでに雑誌協会・出版協会が反対声明を出しているようだ。 「『実態は表現の自由の規制』 雑誌協会・出版協会も児童ポルノ禁止法改定案に反対声明」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1305/29/news120.html 今回の法案では、ヴァーチャルな創作物の規制ではなく、あくまでも「調査研究」が求められている。しかし、現政権下で行われる研究がフェアなものではなく、恣意的に規制に誘導するものである危険はある。 そうした懸念の一方で、日のマンガやアニメの研究者は表現規制について、どう考えているのだろうかという疑問が浮かぶ。もちろん、表現規制反対の声明は出されることが多いが、

    原田伸一郎「表現規制とヴァーチャリティ : 『描かれた児童虐待』を めぐる法と倫理」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
  • ジェンダー・フリーをマジでやる(スイーツフォビア3) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    「スイーツフォビア」「「続・スイーツフォビア、そしてジェンダーという制度 」を書いてきて、これが三部作最後です。 一つ目の記事を書いたときに、「パティシエは男性が多い」ということへ言及したブックマークコメントが、いくつか付いていた。確かに、お菓子職人は非常に肉体的に負荷のかかる労働である。「男の世界」になっていることも多い。このことに、鋭い視点を向けているのが、六花チヨ「IS」である。 IS(1) (KC KISS) 作者: 六花チヨ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/11/12メディア: コミック購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (24件) を見る 「IS」の主人公ハルは、インターセクシュアルである。物語の始まりは、ハルが誕生し、父と母が取り乱すことから始まる。両親は、医師から精巣と子宮が同時にあることが宣告される。情報もなく、混乱しながらも、両親は、ハルの

    ジェンダー・フリーをマジでやる(スイーツフォビア3) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    coldcup
    coldcup 2008/06/07
    「ジェンダー・フリー」に新しい意味づけをする
  • 1