最後の時、食べたいものを 希望かなえるホスピス 大阪 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院(大阪市)は、最後の時を過ごす患者の心のケアとして「リクエスト食」を打ち出した。毎週土曜日の夕飯は患者の希望をかなえたものを出す。 ちらしずし、お好み焼き、パフェ、卵焼き。なんだっていい。「最後の食事」にはさまざまな思いがこめられている。 最後の時、食べたいものを 希望かなえるホスピス 大阪 カツオとハマチの刺し身、キュウリの酢の物、ご飯、お吸い物、オレンジ。 体重は40キロをきり、頬はこけていた。それでも料理が並ぶと、松井正二(よしつぐ)さん(79)の目は光った。 一口、また一口。カツオの刺し身を力強くかみしめる。酢の物とご飯、お吸い物をゆっくり口に運び、おしまいにカツオをもう一切れ。 「好きなもん、最後に残してあんねん。漁師町生まれやし、好物は魚や。あーっ、おいしかった」 妻の喜子さん(
![ホスピスで「最後の食事」をリクエストするとしたら何にする?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c10b7959792993e440351a43d2dcc4bfad70157a/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.gurum.biz%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F05%2F3b2a8033.jpg)