人口減に”誇り”で挑めるか 日本遺産認定のまち、裏で「農」に危機 地方都市の光と影 2019.02.11 日本遺産認定、ユネスコ創造都市ネットワーク加盟、そして、「丹波篠山市」への市名変更―。兵庫県の内陸部にある篠山市を内外にPRするため、近年、相次いで登場した”冠”たち。地域の活性化を狙い、外部から人を呼び込むための戦略だ。外に向かって、「丹波篠山」がこれまでにない輝きを放つ一方、足元に目を凝らすと、人口減少という暗い影が確実に広がっている。「もうすぐこの村はなくなる」―。そんな声さえ聞こえるのが実情。地方都市の光と影を探った。 □戦後一の快挙■ 「大きな喜びであり、誇りであります。戦後一番の歴史的な快挙ともいえます」―。 酒井隆明市長がそう高らかに宣言したのは2015年。4月に、「丹波篠山 デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」というストーリーで、篠山市が日本遺産第1号、全
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