「自分が快適で楽しめること、興味が持てることを探して、それをどうすれば仕事にできるかを考えてきました。仕事にさえすればキャリアになります」 こう話すのは、株式会社インフォバーン 取締役副社長・井登友一氏だ。新卒でマーケティング支援会社に入社し、ユーザーリサーチやUXデザインに興味を持った。これらの領域を事業化した後、インフォバーンに転職。京都支社を立ち上げ、さらにはデザイン支援事業部も新設した。変化が激しいWeb業界で、井登氏は何を考え、どう取り組んできたのか。井登氏のキャリアに迫った。 Webが一般に普及してすでに20年以上が経つが、未だにWeb業界のキャリアモデル、組織的な人材育成方式は確立していない。組織の枠を越えてロールモデルを発見し、人材育成の方式を学べたら、という思いから本連載の企画がスタートした。連載では、Web業界で働くさまざまな人にスポットをあて、そのキャリアや組織の人材