福岡県内の児童養護施設で暮らす10代の少女を自宅で「週末里親」として預かり、わいせつな行為をしたとして、児童福祉法違反(淫行させる行為)の罪に問われた同県の会社員、田平昭一被告(38)の初公判が23日、福岡地裁(深野英一裁判官)で開かれ、田平被告は「間違いない」と起訴内容を認めた。 検察側は、被告が昨年末から、知的障害のある少女を裸にして体を触るなどの行為をエスカレートさせ、みだらな行為を5、6回繰り返したと指摘。「家庭の温かさを教えるボランティアの立場を悪用した、極めて卑劣で悪質な犯行だ」として、懲役2年6月を求刑した。判決は6月3日。