「EU諸国の多くはロシアから輸入し続けている」 欧州委員会は5月16日、「加盟国がロシア産の天然ガスを購入し続けることは、ドルやユーロで支払いが行われている限り、ロシアに対する制裁措置に反しない」との対露制裁ガイダンスの変更を発表した。 【画像】イタリア首相が暴露「EU諸国の多くは“プーチンの提案”に従って天然ガスを輸入し続けている」 欧州連合(EU)はロシアへの制裁として、今年の夏からのロシア産の石炭の禁輸を決めたほか、石油も禁輸する方針を表明していた。だが、約40%を依存している「天然ガス」については明言を避け、慎重な姿勢をみせてきた。 化石燃料の脱ロシア依存を説くなど、EUは対露制裁を強める意向を示しているが、石油の禁輸方針を表明した5月4日の翌週には、イタリアの首相マリオ・ドラギが、EU諸国の多くはロシア(プーチン)が提案した「ルーブル口座を開設するやり方で、ロシアの天然ガスの輸入