X(旧twitter)を見ると、「改憲阻止!」だの、「離婚後の共同親権を廃案に!」だのと、いろいろ頭の痛い社会問題が話題になってる。 でも、僕は毎日ジャニーズ問題の風化を防ぐためにYouTubeに動画をアップし、性加害の「元社員」の捜査を求めるネット署名を応援し、「子どもを守ろう」と伝え続けてる。 だって、そういう声があまりに少ないから。 動画を撮影・拡散し、子ども虐待防止のマンガ原作を書きつつ、今月から始まる月イチのweb連載用の準備を進め、突然に届く未成年からの相談メールに長々と回答する日々だ。 一人暮らしなので、その間に炊事・食事・皿洗い・洗濯・入浴・メールの返信などを粛々とこなし、ふと時計を見れば午前5時。 ベッドに倒れて、また新たな1日の始まりだ。 こんなふうにして、子どもたちが安全に生きられる社会になる「希望」を生み、育てている。 今この時も大人に虐待されてる子の苦しみを思え
ジャニー喜多川による性加害問題は、全く終わっていない。 被害者への補償も、被害者に対する誹謗中傷対策も、再発防止策も、すべて不完全だ。 しかし、テレビや新聞などのマスメディアは、報道しなかった反省をした割に、この問題の深掘り取材をしないまま。 大勢いる被害者は、多くの方にとって他者だ。 他者の苦痛に向き合うには、どうすればいいか。 NHKのEテレ『100分de名著』では、「実証的な理論ではなく、感情に訴える方がより機能を果たす」と紹介した。 僕は毎日、この問題に関する動画を公開し続けている。 既に100本以上も公開したが、同番組ではこのように語られていた。 「リベラルな小説家、詩人、ジャーナリストは、そのような(感情に訴える)手段に長けているが、リベラルな理論家は通例、そうではない」 その通りだと思う。 フェミニストですら、「男が男に」の被害だと、ジャニーズ問題を誤読してはいないか? 第2
毎日、とにかくマンガ原作を書いている。 書き出しで何度もとん挫しながらも、終わりまでの物語が見えてきた。 そんな折、芦原さんの訃報が目に入った。 『セクシー田中さん』のドラマを見ていた矢先だったから、マンガを描く孤独な作業が理解されない苦しみの片りんはわかる。 生きている者としては、表現したいものをブレずに伝えていくことにこだわって、表現者としての魂を継いでいくしかない。 虚構を描くことは、魂のノンフィクションを作ることだ。 現実を描くことの難しさとは異なり、作者の自由度が大きいからこそ、さまざまな配慮や忖度をしていく作業中に、魂の部分でブレてしまうと、作品はそこで止まってしまう。 単なる商品として割り切れるなら、苦労はしないのだ。 常に、「自分は何を伝えたいのか」をはっきりと自覚し、自分自身に表現を問い続けていくしかない。 自分に率直であることと、読者満足度を高めることは、決して矛盾しな
4月末から、こども基本法とこども庁に関する国会質疑が始まった。 YouTubeで中継動画を見てるのだけど、1日8時間の審議もある。 見るだけで大変だ。 でも、誰が何を言い、どこまでこどもの人権を考えているのかについて知る上で、国会という公の場での発言は重要だ。 しかし、国会議員に対してアドバイスをするはずの参考人として招かれた4名の有識者は、「こども家庭庁」という名称について議員に問われても、まともに答弁しなかった。 いや、知識しか持たず、痛みに共感する履歴のない人たちには、できなかったのだ。 もし、親から虐待されている子どもの声をふだんから聞いている人なら、政府の省庁名に「家庭」が入ることで子どもが恐怖し、萎縮し、気軽に相談できる役所として期待されないことは、誰でもピンとくることだからだ。 こうして、「知識はあっても痛みを知らない」有識者の声が国会で大きくなれば、「専門家ファースト」かつ
こんにちは! スタッフのりりかです。 おかげさまで、2021年12月19日、『子ども虐待防止対策イベント in 鹿児島 2021』を無事に終了できました。 参加者の皆様、寄付・情報拡散に協力してくださった皆様に、感謝を申し上げます。 本当にありがとうございます! 開催に当たって大変なこともありましたが、スタッフの一員として、イベントに関われて良かったと感じています。 このイベントのように、虐待された方からのお話を聞ける機会は、めったにありません。 少しでも虐待防止対策が進むことを、心より願っています。 最後になりますが、開催のために多くの方々から頂いた寄付の収支報告を致します。 □収入の部●団体への直接寄付:17万7768円●当日会場での寄付:5万400円●赤字補填からの寄付:25万円合計:47万8168円 □支出の部●イベント会場使用料:3万4540円●朗読者への謝礼:22万4000円(
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