ジャニーズ性加害問題が、面白くなってきた。 詳細は、このブログ記事を読んでほしい。 ジャニー喜多川は故人なので、起訴できない。 しかし、スマイルアップ(旧ジャニーズ事務所)の東山社長が、BBCのインタビューで、性犯罪を社員2名もしていたと認め、しかも1人は昨年9月に退社し、「亡くなったという話は聞いていない」と東山は回答している。 それなら、児童相談所や警察は、この「元社員」を調査できる。 「調査してほしい」という市民の声が集まっても調査しないなら、税金で運営される行政の怠慢が指摘される。 役人がそれを嫌がり、重い腰を上げれば、謎だらけのジャニーズ問題の全容解明に一気に動くかもしれない。 もっとも、被害者への補償の仕組みも、額面の算定基準もあいまいで、旧ジャニーズ事務所での在籍の記録が確認できないと補償交渉が一方的に打ち切られるという惨状だ。 在籍記録のあるなしは、旧ジャニーズ事務所のずさ
ジャニー喜多川による性加害問題は、全く終わっていない。 被害者への補償も、被害者に対する誹謗中傷対策も、再発防止策も、すべて不完全だ。 しかし、テレビや新聞などのマスメディアは、報道しなかった反省をした割に、この問題の深掘り取材をしないまま。 大勢いる被害者は、多くの方にとって他者だ。 他者の苦痛に向き合うには、どうすればいいか。 NHKのEテレ『100分de名著』では、「実証的な理論ではなく、感情に訴える方がより機能を果たす」と紹介した。 僕は毎日、この問題に関する動画を公開し続けている。 既に100本以上も公開したが、同番組ではこのように語られていた。 「リベラルな小説家、詩人、ジャーナリストは、そのような(感情に訴える)手段に長けているが、リベラルな理論家は通例、そうではない」 その通りだと思う。 フェミニストですら、「男が男に」の被害だと、ジャニーズ問題を誤読してはいないか? 第2
毎日、とにかくマンガ原作を書いている。 書き出しで何度もとん挫しながらも、終わりまでの物語が見えてきた。 そんな折、芦原さんの訃報が目に入った。 『セクシー田中さん』のドラマを見ていた矢先だったから、マンガを描く孤独な作業が理解されない苦しみの片りんはわかる。 生きている者としては、表現したいものをブレずに伝えていくことにこだわって、表現者としての魂を継いでいくしかない。 虚構を描くことは、魂のノンフィクションを作ることだ。 現実を描くことの難しさとは異なり、作者の自由度が大きいからこそ、さまざまな配慮や忖度をしていく作業中に、魂の部分でブレてしまうと、作品はそこで止まってしまう。 単なる商品として割り切れるなら、苦労はしないのだ。 常に、「自分は何を伝えたいのか」をはっきりと自覚し、自分自身に表現を問い続けていくしかない。 自分に率直であることと、読者満足度を高めることは、決して矛盾しな
2024年が始まった。 元旦には能登で震度7の大地震があり、2日は羽田空港で能登の市民を救う物資を積んだ日航機が炎上。 波乱の幕開けだ。 僕は大晦日も元旦も休まず、マンガ原作に取り組んでる。 しかも、1日1本動画を公開してる。 マンガも動画も「子どもを守ろう」という趣旨でやっているんだが、そのこと自体が本当に困難であることを痛切に感じてる。 しかも、日本人の大人は、子どもが傷つけられることに無関心だ。 この絶望的なまでの無関心を超えるための知恵と工夫が試されてる。 政治的な解決も大事だが、それ以上に日本人が「子どもを大事にする文化」を歴史的にもっておらず、今もないという冷徹な現実を正面から見据えながら、民間でできることを探り続けていこう。 できることは、本当はいっぱいある。 僕一人ではムリだけど、1人でも多くの大人がそれぞれにできることを始めてほしい。 小さなことでもいいから、続けてほしい
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