長いこと更新していない間に、いくつも本が出た。 短い紹介になってしまうが、最近のものから遡る感じで、少しずつ触れていきたい。 まずは、手にしたばかりの、鈴木俊幸さんの『近世・近代書籍研究文献目録』(勉誠出版)。 1997年に、ぺりかん社から『近世書籍研究文献目録』を、2007年にその増補改訂版を出されたが、わずか7年にして、「その後の7年の増補分」を単行本化したら、これが600頁超。 鈴木さんの収集力には言葉も出ないくらい。 本文献目録の特徴は、なんといっても索引がないこと。あるのは目次だけ。電子版もない。つまり検索を拒否している目録ということである。「読む」「探す」楽しみを再認識させてくれる、アナログ系目録なのである。 とにかく何度でも脱帽。
●『平林文雄 略歴と研究業績目録・言葉』が発行された(A5判、20頁、平成26年3月31日発行、非売品)。平林文雄先生は、国語学者、昭和3年生まれ、86歳である。長野県にお生まれになって、東北大学大学院修了。東海大学、木更津高専、群馬県立女子大学、高崎商科大学に勤務。高崎商科大学名誉教授。 ●著書―38点。辞書・事典・講座―9点。雑誌論文―154点。木更津工業高等専門学校時代に、重友毅先生主宰の日本文学研究会に参加され、私は平林先生の御指導を賜った。 ●実は、平林先生は長野県松本市のお生まれであるが、父上の職場の関係で、山梨県立身延中学の卒業である。私は、新制の身延高校の卒業であるから、平林先生の後輩に当たる。後輩ではあるが、身延中学と身延高校では、雲泥の差があり、私は後輩などと、一度も思ったことが無い。 ●私が、昭和女子大学の国語国文学科に勤務していた時、国語学の非常勤の先生に欠員が生じ
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