長いこと更新していない間に、いくつも本が出た。 短い紹介になってしまうが、最近のものから遡る感じで、少しずつ触れていきたい。 まずは、手にしたばかりの、鈴木俊幸さんの『近世・近代書籍研究文献目録』(勉誠出版)。 1997年に、ぺりかん社から『近世書籍研究文献目録』を、2007年にその増補改訂版を出されたが、わずか7年にして、「その後の7年の増補分」を単行本化したら、これが600頁超。 鈴木さんの収集力には言葉も出ないくらい。 本文献目録の特徴は、なんといっても索引がないこと。あるのは目次だけ。電子版もない。つまり検索を拒否している目録ということである。「読む」「探す」楽しみを再認識させてくれる、アナログ系目録なのである。 とにかく何度でも脱帽。