将棋の藤井聡太六段(15)の偽造サイン色紙をインターネットで販売したとして、愛知県警は12日、東京都文京区、派遣社員の女(43)を詐欺容疑で逮捕した。 「ネット上で見た詰将棋の色紙をまねて書いた。小遣い稼ぎのためにやった」と容疑を認めているという。 発表によると、女は昨年8月4日頃、詰将棋を題材にした藤井六段のサイン色紙の偽物をネット上のフリーマーケットに出品。「将棋 藤井聡太さんのサイン色紙です」などと書き込み、購入した大阪府豊中市の会社員男性(26)から5670円をだまし取った疑い。 男性がこの色紙をネット上で転売しようとしたところ、藤井六段が住む愛知県瀬戸市の住民から同県警に「偽物のサインが売られている」と情報提供があった。県警が藤井六段に確認したところ、筆跡が違ううえ、詰将棋の持ち駒の香車の数が1枚足りず、詰みがない形だったことがわかった。