収入印紙の偽造が後を絶たないことから、国税庁は、額面200円以上の19種類について、来月から偽造防止の加工を施したデザインに一新することを決めました。 3年前には、各地の郵便局に偽造されたおよそ8万5000枚が持ち込まれ、交換手続きで、本物がだまし取られる被害がありました。 このため国税庁は、31種類ある収入印紙のうち、額面が200円以上の19種類について、来月からデザインを一新することを決めました。 デザインの変更は25年ぶりで、新しい収入印紙には見る角度を変えると「日本」という文字やサクラの花の絵が立体的に浮かぶほか、ブラックライトで照らすとローマ字の「NIPPON」という文字などが光って見える特殊なインキを使った偽造防止の加工が施されています。 国税庁は「25年を経て偽造防止の技術が時代後れになっていた。デザインを変えることで偽造された印紙の流通を食い止めたい」としています。
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