クライアントとサーバの密結合を避けられるのが、RESTスタイルに従って得られるメリットのひとつです。クライアントが、アプリケーションの挙動に関する知識をほとんど持たなくてよいわけです。 とはいっても、まったく何も知らないではクライアントたりえません。では、何を知っていればよいのでしょうか。 知っているべき4点 その答えは、Roy T. Fielding による記事「REST APIs must be hypertext-driven」で、すでに示されています。下記の4つです。 通信プロトコル(communication protocol) 初期URI(initial URI) メディアタイプ(media types) リンク関係(link relations) AtomPubを例にとると分かりやすいでしょう。 通信プロトコル=HTTP 初期URI=サービス文書のURI メディアタイプ=「a