千葉県印西市内に建て替えを予定している次期中間処理施設(新クリーンセンター)の建設工事の入札で、二つの企業グループのうち、運営費などを含む入札価格が約28億円高い企業のグループに落札された。一部の住民が反発し、住民監査請求をする事態になっている。なぜこんなことが起きたのか。 新センターは2028年度の稼働をめざして印西市吉田地区に建設し、隣接する白井市と栄町のごみも受け入れる。現在の印西クリーンセンターは1986年から稼働し、老朽化している。 現在のセンターを運営し、2市1町でつくる「印西地区環境整備事業組合」の議会が2月に開かれ、新センターの工事請負契約を「JFEエンジニアリング」のグループと結ぶ議案が可決された。運営費などを含めた予定価格は約405億円で、同グループの入札額は約290億円。別の企業グループは約262億円だった。 評価はわずかな差 住民「逆転、おかしい」 入札には、類似施