皇室制度や憲法が専門の麗澤大学の八木秀次教授は「かなり具体的な内容に触れられたという印象だ。ビデオメッセージの前半は高齢のため、天皇としての務めを果たすことが難しくなるという内容だが、後半は現在の制度にもかなり触れられていて異なる印象を受けた」と述べました。そのうえで、「仮に退位されるとなると天皇制の仕組みの大幅な変更が必要になってくる。天皇の外国訪問や病気をされた際の皇太子の国事行為の臨時代行を法律の要件や運用を緩和して、より進めていくことで退位されなくてもご負担を減らせるのではないかと思う」と述べました。