北朝鮮の「労働新聞」は韓国の脱北者団体がキム・ジョンウン(金正恩)委員長を批判するビラを飛ばしたことへの報復として、韓国側に飛ばす1200万枚のビラを準備し、「報復の時刻が迫っている」と伝え、韓国に対抗する姿勢を連日、強調しています。 先月、韓国の脱北者団体がキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長を批判するビラを飛ばしたことへの報復だとしていて、「どれほど気分が悪いことか一度、やられてみれば癖がとれるだろう。報復の時刻が迫っている」としています。 これに先立って「労働新聞」は20日、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の顔が印刷されたビラにたばこの吸い殻をまいた写真を公開していて、韓国に対抗する姿勢を連日、強調しています。 北朝鮮は今月16日には南西部ケソン(開城)にある韓国との接触の窓口になってきた共同連絡事務所を爆破したほか、朝鮮人民軍が韓国との経済協力事業で整備した観光地区などに部隊を展開