首からジャラジャラと垂れ下がる身分証、スッキリさせます――。河野太郎・規制改革担当相と小泉進次郎環境相が16日の閣議後会見でそんな発表をした。環境省の職員が立ち入り検査で使う多数の身分証について、愛知県から改善を求める声が河野氏のもとに届き、ひとつにまとめたという。今後、ほかの省庁や自治体でも、統合の動きを広めたいとしている。 統合したのは、環境省の45種類の身分証。これまで温泉法や自然公園法、大気汚染防止法、浄化槽法など各法令に従って身分証が1枚ずつ発行され、検査時に身につける必要があった。 小泉氏は会見で、愛知県の職員からウェブ会議で実態を聞いたことを紹介。これまで必要だった多数の身分証を手に、「なんと愛知県は25枚どころか1人で33枚、こういう方がいたそうだ。発行の事務作業が大きく軽減されることを非常に喜んでもらった」と胸を張った。 さらに「こういったモデルが次の風穴につながっていけ