■「蔓延」という言葉は誰が使ったのか――警察、それとも金子被告? 先日のエントリーに続いて、Winny裁判の話。 ASAHIパソコンの記事にも書いたが、金子被告は本富士警察署での事情聴取の際、著作権侵害を広める意図があったという趣旨の発言をしたとされている。検察側の証人尋問で今年1月に出廷した京都府警の捜査官は、次のように証言しているのだ。 「著作権侵害の主犯を逮捕した際、金子被告を文京区の自宅近くの本富士警察署で任意聴取した。この時金子被告は、『著作権を侵害する行為を蔓延させて、著作権を変えるのが目的だった』という驚くべき論理を展開し始めた」 この時に金子被告が書いた申述書が、京都府警が金子被告逮捕に踏み切る端緒になった可能性が高いとみられている。 この証言について弁護団は、こう反論している。 「この時の金子被告の申述書には『著作権侵害行為を蔓延させる』という表現があるが、これは京都府警
なかなかインターネットに検索できない情報もたくさんある。 2005年7月24日(日)読売新聞 朝刊に掲載された トフラー夫妻の小論 「プロの権威への反乱」と題する記事である。これは、ニュースでもないし、読売新聞が、書いた記事でもないので、新聞紙以外への転用が難しいので、なかなかインターネットに載ることができない。 図書などになれば、出版されれば、別だが、紙の新聞紙以外でみることができないという事情がある。 さて、この小論は、 「いま反乱が起きている。まだ、名称がないが、イデオロギーを持っている。それは、「反専門家主義」の反乱である。 と始まっている。 ブログ が、世界中で、爆発的に広がりをみせている その現象を、反乱という表現で説明している。 このアメーバも、その反乱に一役かっているし、このような書き込みをしているのも、その反乱に一員になっているのかも知れない。 この反乱はどのような方向に
茂木健一郎 クオリア日記に「アウェーの戦い」と題する記事が載りました。 危機感というのは、昨今の日本の状況である。 著名な、尊敬すべき出版社からも、特に 雑誌を中心として、目をおおいたくなるような 下品な見出しの記事が出版されている。 それが、特に近隣諸国に対する罵詈雑言 であるときには、 著者の見識を疑うとともに、 「どうせ日本語で書いているんだから、 日本人しか読まないじゃん! おまえら内弁慶でズルイよ」 と思うのは自然なことだろう。 茂木健一郎 クオリア日記: アウェーの戦い こういう話を読むと、「ニューヨークタイムズの大西記者」に対する批判のことを思い出します。彼は日本国内(特にウェブログや掲示板)で「左翼偏向」「反日記者」などと言われていますが、実際に彼の記事をニューヨークタイムズで読む人はそのような日本での評価を見ることはできません。はてなブックマークで必要があれば外人は日本語
7月10日から英文のblogをずっと 書き続けている (この日本語による「クオリア日記」の最後に いつもリンクを付けている)。 手間がかかると、言っても、私は書くのは 早いので(ほとんど物理的にタイピングする 時間しかかからない)それほど負担でもないのだが、 このような面倒なことを始めたのは ある危機感と決意がある。 危機感というのは、昨今の日本の状況である。 著名な、尊敬すべき出版社からも、特に 雑誌を中心として、目をおおいたくなるような 下品な見出しの記事が出版されている。 それが、特に近隣諸国に対する罵詈雑言 であるときには、 著者の見識を疑うとともに、 「どうせ日本語で書いているんだから、 日本人しか読まないじゃん! おまえら 内弁慶でズルイよ」 と思うのは自然なことだろう。 ホームじゃなくて、アウェーの戦いをしないと、 面白くない。 このところ、自分のホームに引き込んで、 ぴぴた
拙文『「クリエイティブ・コモンズ」について』(PDF 版)の Rev. 2.1.0 を公開しました。 今回は大幅に内容を変更しました。 クリエイティブ・コモンズについては既にクリエイティブ・コモンズ・ジャパンによる著書『クリエイティブ・コモンズ』が出ており既に拙文は用済みとなっているわけですが, 今だに拙文を参考文献として引いてくださる記事があること, 『クリエイティブ・コモンズ』を読んでみて拙文の大量の間違いに気付いてしまったこと等があったため改訂に踏み切りました。 取り掛かったのは5月からだったのですが本業が忙しくなったり色々あってすっかり遅くなってしまいました。 7月中に公開できてよかった。 「クリエイティブ・コモンズの意義」については思い切って内容を変えました。 以前この Weblog で書いた内容を簡単にまとめています。 日本でも早く次のステージに移って欲しいという願いをこめて。
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