機械製品や家電、雑貨まで、日本製品の模倣品被害が後を絶たない。そうした中で、自動車部品大手のアイシン精機は20、21日、アジアなどで出回る同社の模倣品を展示する社内勉強会を開く。対策の強化に加え、模倣品から逆に安さの秘密などを分析し、参考になる点は自社製品に生かす狙いがある。 アイシンは海外の製品売り上げが一部地域で急減し、昨年、知的財産部が初の本格的な現地調査を実施した。バングラデシュでは、正規品の並ぶ販売代理店で約8割安い模倣品が売られていた。 中国産と推察される模倣品は、耐久試験や設計などにコストをかけず、安価な素材を使っている。耐久性能も正規品の半分程度とみられ、アイシンは現地で「発火する危険性もある」と注意を呼びかけている。 だが、反応は鈍い。バングラデシュは中古車を長年にわたって乗り続けるのが一般的で、ドライバーにも部品の取り換えや故障に抵抗感はない。「8割安なので、壊れても取
海外の(電子)書籍をめぐる2つの「都市伝説」 電子書籍について語る解説や評論には、くりかえし目にする「通説」がいくつかある。その中でも最もよく聞かれるのが、次の2つである。 「日本の書籍流通のあり方は、世界の中で特殊であり、本の売り上げ不振の原因となっている。それがまた、電子書籍普及の障害にもなっている」。「米国、欧州とも電子書籍の価格を出版社が決める『エイジェンシー・モデル』は違法ということになった」。 この2つの通説は、さまざまな形に姿を変えながら、日本の電子書籍に関する議論の前提となってしまっている。政府・民間の各種報告書でも、話の「枕」的に使われることが多い。 しかし、実はこの2つとも、事実に反するのだ。今回は、誰もが事実だと思っているこの2つの「都市伝説」について、真実を明らかにしてみたい。 「委託販売」と「再販制度」 議論の前提として、日本の書籍市場について簡単に説明しよう。日
橋場一郎 株式会社ブックウォーカー サービス企画部兼サービス開発部 部長 2012年1月より現職。社会人になってからずっとインターネット業界。地図、位置情報、地域情報、Webメディア、広告システム、ECサイトを経て電子書籍の業界に飛び込む。 元々漫画も含めて読書にあてる時間は長い方だったので、電子書籍の発展に貢献できることは天職だったのでは無いかと思い始めている。最近読んだおすすめの電子書籍は『百年法』(山田宗樹/角川書店)。 橋場: 売上については非公開なんです、ごめんなさい。ただ、昨年と比べて3倍以上の伸びになっています。アプリ(AndroidとiOS)の累計ダウンロード数も97万を超え、この3月末で100万を達成できるはずです。iPhoneのIn App Purchase方式の電子書籍ストア(アプリの追加コンテンツとして電子書籍を購入する方式。大手ではこの方式を採用しているのは紀伊国
日の丸電子書籍はなぜ敗れたか -21st century eBook Story- (電子書籍の世紀) [Kindle版] Kindlestore、iBookstoreとここ数年、国内の出版業界、電子書籍業界から「黒船」と畏怖されていた巨大ストアが日本でも稼働し始めました。 おかげで、黒船幻想がもたらしていた電子書籍バブルもそろそろ落ち着きそうです。 従来のフォーマットやビューワーや細かいスペックや新機能といった、電子化会社や開発会社目線のマニアック話はもういいでしょう。 これからは、 どんな作品がどこで読めるのか、 電子出版時代の「本」や「雑誌」とは何か、 電子出版でしか届けられない作品とは何か、 といった、普通の読者や作家目線の話が中心になってくるはずです。 一方で、2000年に政府が発表した日本型IT社会の実現を目指すe-japan戦略の延長線の、国産オンライン書店ネットワーク構築の
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