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ブックマーク / ddnavi.com (89)

  • 本好きでなくても文句なく感動! 大火災で蔵書110万冊が焼けた図書館の復活ドキュメント | ダ・ヴィンチWeb

    “いらないや、すっかりくたびれてもう読めないほど傷んだでも手放せなかった。捨てようと思って積み上げておいても、いざ捨てようとするとできないのだ。人にあげるか、寄付できればよかったが、どんなに努力してもゴミ箱にを捨てることはできなかった” この文章に少なからず共感できる人ならば、『炎の中の図書館 110万冊を焼いた大火』(スーザン・オーリアン:著、羽田詩津子:訳/早川書房)を興味深く読むことができるだろう。あるいは、 “わたしは図書館で大きくなった。というか、少なくともそういう気がしている” という文章に共感できる人も、書をおもしろく読めるはずだ。 このは、1986年4月29日に発生し、蔵書40万冊が焼け、70万冊が損傷した「ロサンゼルス中央図書館の大火災」という、好きだとしても日人にはあまりなじみのなかった事件を扱ったものだ。今までこの事件を知らなかったとしても、書には著者

    本好きでなくても文句なく感動! 大火災で蔵書110万冊が焼けた図書館の復活ドキュメント | ダ・ヴィンチWeb
  • なぜ図書館は地域に愛される存在になる必要があるのか? | ダ・ヴィンチWeb

    図書館は私たちの憩いの場だ。子どもたちは学校で出された宿題を広げ、ときどき友達とクスクス忍び笑いをしながら好きなを読む。大人はゆっくり新聞を広げ、館内を練り歩きながら新しいとの出会いを楽しむ。図書館は、ただを貸し出す場所じゃない。“日常とを結びつける体験”を提供する場所ではないか。 『生きるための図書館』(竹内哲/岩波書店)は、60年以上にわたって図書館に携わり、90歳を超えた今も発言を続ける著者が、図書館という場所をひもとき、そこで働く図書館司書という職業の重要性を説き、学校図書やとの出会いがいかに子どもの未来を明るくするか、を解説する。 図書館棚にズラリと並ぶ大量の背表紙たちはいつ見ても壮観だ。あまり意識されてないが、図書館で扱われるの「選書」は主に図書館司書の仕事。貸出状況に留意し、新聞や雑誌の新刊紹介や書評に目を通し、利用者からの要望を聞いて、書店からの見計らい

    なぜ図書館は地域に愛される存在になる必要があるのか? | ダ・ヴィンチWeb
  • 出版社と書店と図書館の共存のために、「文庫本は買うもの」というマインドを【文藝春秋 松井清人社長インタビュー後編】 | ダ・ヴィンチWeb

    トップインタビュー・対談出版社と書店と図書館の共存のために、「文庫は買うもの」というマインドを【文藝春秋 松井清人社長インタビュー後編】 ———デジタル社会が情報をなんでも無料で提供していることも、文庫の貸し出しを加速させている要因のひとつかもしれません。 松井清人社長(以下、松井)それもを買わなくなった人が増えたひとつの原因だと思います。雑誌も漫画も書籍も、無料で読めるコンテンツが増えている中、せめて文庫ぐらいは買ってもらわないと、当にを買う習慣がなくなっていきますから、そこのマインドを変えたいんですよね。 私自身も、を読む楽しみは子どもの頃に母に連れていってもらった図書館で知りました。読む楽しさを覚えたのは間違いなく図書館なんです。でもそれは小学校低学年ぐらいまでで、小学校高学年から中学にかけては別の興味が出てきましてね。スポーツに打ち込んだり好きな女の子ができたりして、

    出版社と書店と図書館の共存のために、「文庫本は買うもの」というマインドを【文藝春秋 松井清人社長インタビュー後編】 | ダ・ヴィンチWeb
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    copyright 2017/10/27
    "愛知県の安城市の図書館の話ですが、地元出身の作家・沖田円さんの単行本と文庫本の作品にすべて禁帯出のラベルを貼って陳列しているそうです。" "それこそが図書館の理想の姿だと思いました。"それは違う。
  • 図書館が文庫本まで貸し出しすると、出すべき本を出せなくなるかもしれません【文藝春秋 松井清人社長インタビュー前編】 | ダ・ヴィンチWeb

    文庫の販売部数減少傾向が続くなか、10月13日に開催された全国図書館大会で、文藝春秋の松井清人社長が文庫図書館貸出し中止をお願いした。文庫の貸し出し増加が市場縮小の一因だという意見に、図書館側は「因果関係を示すデータはない」と反論しているが、出版社の経営が厳しくなれば、当然、図書館にも影響が及ぶことになるわけで……。松井社長の真意がどこまで関係者に伝わっているのか疑問に思ったダ・ヴィンチニュースは、さっそくご人に話を伺った。 ———全国図書館大会で松井社長が発言した、文庫図書館貸出し中止要請が、事前資料から大会前日に朝日新聞に掲載されてしまいました。“文庫図書館貸し出し中止を」 文芸春秋社長が要請へ”という見出しだけが一人歩きして、松井社長の真意が関係者に伝わっていないのでは? と感じる部分もあるのですが。 松井清人社長(以下、松井) 図書館大会というのは全国の図書館で働い

    図書館が文庫本まで貸し出しすると、出すべき本を出せなくなるかもしれません【文藝春秋 松井清人社長インタビュー前編】 | ダ・ヴィンチWeb
  • 結局「電子書籍ブーム」とは何だったのか?「でんしょのはなし」から考える | ダ・ヴィンチWeb

    「かぶってるなー(汗) 書を読んだ後の正直な第一印象はこれだ。筆者は2011年のいわゆる電子書籍元年から、この分野を追いかけていて、書で取り上げられているサービスや運営者に話を聞いてきた(※)。そこには『でんしょのはなし』(鈴木みそ/マイクロマガジン社)で登場するものも含まれている。 ●Jコミ(現「絶版マンガ図書館」)(赤松健氏) ●講談社 Dモーニング ●アマゾンジャパン Kindle/KDP(友田雄介氏) ●コルク(佐渡島庸平氏) ●ピースオブケイク cakes/note(加藤貞顕氏) ●マンガボックス(樹林伸氏) もちろん『でんしょのはなし』の著者・鈴木みそ先生にも話を聞いている。 だが、鈴木みそ氏がマンガ家であること、マンガで取材内容が紹介されることの分かり易さは随一だ。深い話では僕も負けていないつもりだが、この分かり易さには絶対に敵わないなと素直に思う。学生に「電子書籍につい

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  • 【第12回】電子書店サービスが終了したら、買った本は読めなくなる? | ダ・ヴィンチニュース

    まつもとあつしです。前回、2013年の電子書籍を巡る動きを、連載記事を通じて振り返りました(前回の記事)。読み手にとっては、電子書籍がぐっと身近なものになった1年だったと言えるでしょう。その結果として、書き手にとっても個人出版も含めを売る機会が広がっています。 ところがここに来て、気になる動きも。前回の記事で「2011年前後に相次いでオープンした電子書店が、整理統合の時代を迎えるという予想も」と書いた通り、電子書店を終了するというニュースが相次いでいるのです。 町の屋さんが閉店して、そこでが買えなくなるのと違って、電子書店の終了は「それまでそのお店で買ったも読めなくなる」という心配につながります。それはなぜなのか? そしてどんな対策が考えられるのか? 今回は最近のニュースをもとに考えて行きましょう。 大手も撤退?「引き継ぎ」がキーワードに いわゆる「電子書店元年」以前も、日には電

    【第12回】電子書店サービスが終了したら、買った本は読めなくなる? | ダ・ヴィンチニュース
  • 【第11回】2014年、電子書籍はどうなる? | ダ・ヴィンチWeb

    まつもとあつしです。ダ・ヴィンチニュース(当時はダ・ヴィンチ電子ナビ)では2011年の9月から電子書籍についての連載をはじめました。その年はiPadが登場し、日でも電子書籍元年がいよいよ始まるかと、一気に注目が集まりましたが、残念ながらわたしたち読者にとっては実質的な変化はあまり無い年でした。しかし、2012年には各社が様々な電子書籍サービスや電子書店をスタート。特に年末のキンドル日語版の開始は大きなインパクトがありました。今回は2013年の記事を振り返り、現状もアップデートしつつ、2014年の予想もしてみたいと思います。 の生まれ方・届け方に変化が キンドル日版ストアのオープンで、格的な電子書籍時代が期待されました。電気店の電子書籍コーナーにも人だかりができ、端末は品薄の状態がしばらく続いたのも印象的でした。しかし、いざ電子書店にアクセスしても読みたいが電子化されておらずがっ

    【第11回】2014年、電子書籍はどうなる? | ダ・ヴィンチWeb
  • 「無料で読める本が私たちに問いかけること」 ――追悼 青空文庫呼びかけ人 富田倫生さん | ダ・ヴィンチWeb

    図 1:追悼イベントで生前の富田さんの映像を紹介しながら、「貴重な人を失った」と声を詰まらせながら述べる(株)ボイジャー代表取締役社長の萩野正昭さん。 青空文庫の活動を継承するために 9月25日、富田倫生(みちお)さんの追悼イベントが開催されました。富田さんは1997年に「青空文庫」の呼びかけを行った人物です。青空文庫では著作権の保護期間が終了を迎えた作品を、ボランティアが中心となってテキスト入力・校正が行われ、無料で公開されています。 青空文庫のデータは、文とルビなどのレイアウト情報が分けて提供されており、再利用も自由に行えるため、アマゾンKindle、アップルiBookstore、楽天koboなど主要な電子書店がこれを利用しています。青空文庫という言葉を知らない人でも、電子書籍端末を購入した際、無料で夏目漱石などの文豪の名作を読んだ、という方は多いはずです。 自身の著書「の未来」が

    「無料で読める本が私たちに問いかけること」 ――追悼 青空文庫呼びかけ人 富田倫生さん | ダ・ヴィンチWeb
  • 表現? 決定プロセス? 図書館のあり方? 『はだしのゲン』閉架問題は何が問題だったのか | ダ・ヴィンチWeb

    ■閉ざされた作品へのアクセス 広島への原爆投下と、被爆した人々のその後の苦闘を描いた『はだしのゲン』。昨年亡くなった中沢啓治さんが自らの体験を綴った作品は、平和教育の教科書的な存在で、アニメになったり翻訳されたりして広く読み継がれてきた作品です。学級文庫として教室に備えられることもあり、小学校のころ読んだことがある方も多いはずです。 ところが、この作品が島根県松江市の小学校の図書館で昨年12月から閉架措置になっていたということが明らかになり、様々な議論が起こりました。閉架(へいか)措置とは、図書館を使う人が誰でも手に取れる棚ではなく、許可を得ないと立ち入れない場所にを保管し、基的に貸出も行わないというものです。 町の図書館と異なり、学校の図書室は専用のスペースが無いことがほとんどですから、閉架となってしまうと図書室の貸出カウンターの中や、隣の準備室のような部屋にしまっておくことになり

    表現? 決定プロセス? 図書館のあり方? 『はだしのゲン』閉架問題は何が問題だったのか | ダ・ヴィンチWeb
  • 元祖“中二病”作家の挑む新たな挑戦とは? | ダ・ヴィンチWeb

    夢枕獏 ゆめまくら・ばく●1951年、神奈川県生まれ。『上弦の月を喰べる獅子』で日SF大賞、『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞を受賞。著書に「陰陽師」「神々の山嶺」「キマイラ」シリーズなど多数。現在、「小学館eBOOKS」で江戸が舞台の恐竜小説「大江戸恐龍伝」を連載中。 夢枕獏公式ブログ:「酔魚亭」 1970~1980年代には、現在のライトノベルの源流ともいえるSF・ファンタジーの長編シリーズ小説が数多く発表されブームとなった。 『幻魔大戦』(平井和正)、『クラッシャージョウ』(高千穂遥)、『グイン・サーガ』(栗薫)、『吸血鬼ハンターD』(菊地秀行)など数々の作品があるが、そのひとつとして、夢枕獏の『キマイラ』シリーズも挙げられる。氏が約30年もの間連載を続けている同作品は、自分の身体のうちに“キマイラ”という驚異的な力をもつ幻

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  • 150938

    毎年7月に、東京ビッグサイトで東京国際ブックフェアというイベントが開催されています。それと併催される形で、国際電子出版エキスポが開催されており今年で18回目を数えています。Kindleが日でも始まって以来はじめてとなるこのイベント。基的には業界向けのイベントですが、私たち読者にも影響が及びそうなトピックスも。一体どんなことが語られ、どんな展示があったのでしょうか?今回はその模様をお伝えします。 図書館電子書籍貸出が格化へ? 例年、ブックフェアでは開催冒頭に基調講演が行われます。電子書籍元年と言われた2011年には、作家の大沢在昌氏が当時は電子化に消極的にも見えた出版界に檄を飛ばす形で、自らの取り組みを紹介しました【 リンク:ブックフェア2011リポート 「電子書籍はハードボイルドなミライを迎えるか」 】。 角川会長は講演の中で、表現・出版の自由を保障する憲法のもと日の出版業界が委

    150938
  • 【第5回】「モーニング」が本気で電子配信を始めたわけを 編集部に聞いてみた | ダ・ヴィンチWeb

    5月16日に講談社の週刊漫画誌「モーニング」が「Dモーニング」としてiOS向けに電子配信を開始しました。単なる電子化なら最近では珍しくありません。しかし、「一部作品の掲載は無いが、電子オリジナルや過去の作品が加えられ、紙(1号あたり330円)よりも圧倒的に安い月額500円」という意欲的な価格設定は、業界からも注目を集めました。電子書籍には積極的な事で知られる講談社ですが、この展開には驚いた読者も多いのではないでしょうか? なぜこのような思い切った事を始めたのか? 「モーニング」編集長の島田英二郎さん、デジタル第一営業部・部長の吉村浩さんにお話を伺いました。「Dモーニング」に込めた熱い想いに溢れるインタビューになっています。 紙と電子は全く違う種類の娯楽だ ――やはりまずお伺いしたいのが、この価格設定です。どんな経緯でこの形になったのでしょうか? 島田: 2009年に1ヵ月遅れだけど「月刊モ

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  • 【第4回】リアル書店は生き残りのためにどんな戦略を描いている?  ―国内最大級の紀伊國屋書店に聞いてみた | ダ・ヴィンチWeb

    紀伊國屋書店の電子書店「Kinoppy」のPCサイト(http://k-kinoppy.jp/) 紀伊國屋書店の電子書店「Kinoppy」は他と何が異なるのか? ――Kindle版以前からサービスが開始され、高い評価を目にすることの多い「Kinoppy」ですが、まずはその概要について教えてください。 宇田川: 2010年末にPC向けにサービスを開始し、11年5月にAndroid、翌月にはiOSにも対応しました。現在、電子書籍事業で提携関係にあるソニーのReaderからも同じ年の10月から「Kinoppy」の利用が可能になっています。実はそれ以前からも学術書の電子販売は手がけており、米国の動向はその頃から把握していました。 「Kinoppy」の現在のタイトル数は約9万点ですが、コミックではなく、ビジネス書や純文学といった文字ものの売上げ比率が高くなっています。その結果、従来のいわゆるガラ

    【第4回】リアル書店は生き残りのためにどんな戦略を描いている?  ―国内最大級の紀伊國屋書店に聞いてみた | ダ・ヴィンチWeb
  • TVでは語られないオーズの一面に真っ向から迫る! | ダ・ヴィンチWeb

    仮面ライダーオーズの核心に迫る記述や、その心情描写に大部分が割かれたこの1冊。仮面ライダーオーズに精通している人なら誰しもが納得できる物語のボリューム感がここにあります。 第1章ではアンクの過去、グリードの誕生、コアメダルの謎に迫るアンク編。 第2章では仮面ライダーバース誕生の秘話を語るバース編。 第3章では悲運の女性アルフリードとの出会い、戦い、そして…、映司編となっている。 この書はこの3つの章からなる仮面ライダーオーズの世界の過去と現在、そして未来が描かれています。いわゆる過去と現在と未来と言ったところでしょうか。 まずは「アンクの章」ですが、これがまた何ともやりきれない思いにさせてくれます。登場する女の子が結構ひどい目にあってしまうという、まあ仮面ライダーのお約束はそのままに非業を背負う宿命は、回避できないようですね。 「バースの章」、これは賛否が分かれるかとは思いますが僕にとっ

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  • 楽天が事業戦略説明会を開催、楽天ブックスとkoboイーブックストアの相互連携とiOS用koboアプリのリリースを発表 | ダ・ヴィンチWeb

    まず、紙ののネット販売サイトである「楽天ブックス」の2012年度の売上ランキングと、電子書店の「koboイーブックストア」の売上ランキングを発表。「楽天ブックス」で1位となった出版社は昨年に引き続き講談社。2位に集英社、3位に角川グループパブリッシングと続いた。また、昨年17位から8位へと大きく順位をのばした徳間書店は、DVD付きのダイエット『美木良介のロングブレスダイエット 1週間即効ブレスプログラム』のヒットが原動力となった。一方、「koboイーブックストア」は「楽天ブックス」と同様の講談社が1位。人気タイトルを数多く所有し、電子書籍の配信を積極的に取り組んだ出版社が上位にランクインしている。個別タイトルでは『脳男』(首藤瓜於/講談社)が1位を獲得、紙の書籍のベストセラータイトルやドラマ化、映画化された作品が多くランクインすることとなった。 「楽天ブックス」と「koboイーブックス

    楽天が事業戦略説明会を開催、楽天ブックスとkoboイーブックストアの相互連携とiOS用koboアプリのリリースを発表 | ダ・ヴィンチWeb
  • 楽天は電子書籍において楽天市場の成功モデルを踏襲できるのか? | ダ・ヴィンチWeb

    楽天ブックス×kobo――求められるのはビジョン 既報の通り、日国内での楽天ブックスとkoboの連携が発表された。予想されていた動きとはいえ、アマゾンに次ぐ大型ネット書店の新展開とあって、会場には多くの出版社が足を運んだ。 冒頭、1月から楽天ブックスとkoboを統括する舟木徹 執行役員・パッケージメディア事業長兼イーブックジャパン事業長より、楽天ブックスとkoboの統合について説明があった。その内容は一言で言えばアマゾンとKindleのそれをキャッチアップするものというのが分かりやすいだろう。楽天ブックスについては在庫の拡充と発送期間の短縮がアピールされ、示された画面イメージもどこか既視感のあるものだった。 この画面のようにkoboへの導線が提供されることになる楽天ブックスにおいても、出版社へのフォローアップが行われるもあわせて発表された。それがSRP(Sales Relation Pr

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  • 『機動警察パトレイバー』で描かれた近未来はどこまで実現した? | ダ・ヴィンチWeb

    3月21日から開催された東京国際アニメフェアで東北新社から『機動警察パトレイバー』の実写映画化が発表された。現時点では2014年に公開に向けてプロジェクトが始動したということしか明かされていないが、今後は同日に開設された公式サイト(http://patlabor-nextgeneration.com/)から情報が発信されていくことになるだろう。果たして実写版はどういった内容になるのか? CGを駆使すると予想されるレイバーがどのような挙動を見せてくれるのか? 「2ちゃんねる」などではキャスティング予想として、主役メカのAV-88イングラムを操縦するレイバー好きの熱血ヒロイン・泉野明の配役に同じショートカットの剛力彩芽を推す声が出て盛り上がっているようだ。 『機動警察パトレイバー』とは、1988年から週刊少年サンデーに連載された歩行式のロボット=レイバーを題材としたマンガである。当時としては珍

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  • まつもとあつしの電子書籍行ってみた聞いてみた! 【第2回】 取り扱い点数が少なくても魅力的な電子書店とは? ――BOOK☆WALKERの中の人に聞いてみた! | ダ・ヴィンチ電子ナビ

    橋場一郎 株式会社ブックウォーカー サービス企画部兼サービス開発部 部長 2012年1月より現職。社会人になってからずっとインターネット業界。地図、位置情報、地域情報、Webメディア、広告システム、ECサイトを経て電子書籍の業界に飛び込む。 元々漫画も含めて読書にあてる時間は長い方だったので、電子書籍の発展に貢献できることは天職だったのでは無いかと思い始めている。最近読んだおすすめの電子書籍は『百年法』(山田宗樹/角川書店)。 橋場: 売上については非公開なんです、ごめんなさい。ただ、昨年と比べて3倍以上の伸びになっています。アプリ(AndroidとiOS)の累計ダウンロード数も97万を超え、この3月末で100万を達成できるはずです。iPhoneのIn App Purchase方式の電子書籍ストア(アプリの追加コンテンツとして電子書籍を購入する方式。大手ではこの方式を採用しているのは紀伊国

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  • 老舗的スペースオペラ『クラッシャージョウ』の新作が8年ぶりに登場! | ダ・ヴィンチWeb

    スペースオペラの老舗的ノベル「クラッシャージョウ」シリーズ(高千穂 遙:著、安彦良和:イラスト/早川書房)の最新作『水の迷宮』が2月に刊行された。SF作家として人気を博している高千穂遙の処女作であり、1983年には『機動戦士ガンダム』の人気が絶頂期を迎えていたサンライズによって長編の劇場用アニメが制作された作品だ。このときは、他にも『幻魔大戦』、『宇宙戦艦ヤマト完結編』がほぼ同時期に劇場公開されたこともあり、かなり話題になった。リアルタイムで体験した人にとっては、懐かしい話ではないだろうか。 以後、アニメについては、その後オリジナルビデオアニメーション(OVA)として『氷結監獄の罠』、『最終兵器アッシュ』などがリリースされる一方、小説も第1巻の『連帯惑星ピザンの危機』(高千穂 遙:著、安彦良和:イラスト/朝日ソノラマ)が発売された1977年以降、21世紀に入っても続巻(早川書房)が刊行され

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  • 漫画家と編集者が語る電子書籍の未来は? 『第6回CMT CONNECTION』レポート | ダ・ヴィンチWeb

    2月27日に「第6回 CMT CONNECTION 電子出版が創るコンテンツの未来 ~クリエイター・エージェント・プラットフォームの最新動向~」というイベントが行われた。このイベントは、経済産業省関東経済産業局の補助事業として、公益財団法人ユニジャパン主催のもので、クリエイターや編集者などの視点から、今大きな変化の中にある電子出版について語り合うことを目的に開催された。 デジタルコンテンツやSNSに詳しいジャーリストのまつもとあつし氏をモデレーターとして、ゲストに株式会社Jコミの代表で漫画家の赤松 健氏、株式会社コルクの代表取締役社長で小山宙哉、安野モヨコといった漫画家のエージェントをつとめる佐渡島庸平氏の2人を迎えて、「電子出版プラットフォームでビジネスがどう変わるか?」といったテーマでトークセッションが行われた。そして、展開は冒頭から2人の意見が真正面からぶつかるものとなった。 「

    漫画家と編集者が語る電子書籍の未来は? 『第6回CMT CONNECTION』レポート | ダ・ヴィンチWeb