参院選の前哨戦ともいえる東京都議選は、59人の候補全員が当選する自民党の圧勝に終わった。対して、民主党は43議席から15議席へと勢力を大幅に後退させた。 都議会民主党は、2010年の東京都青少年健全育成条例改定問題の際に反対の声を上げた政党のひとつだ。その後、同年12月、2度目に都が改定案を提出した際には、一部の議員の反対を押し切って賛成に回り、批判も浴びた。その際、最後まで反対を掲げながらも党の総意に屈せざるを得なかった松下玲子氏は、今回の選挙では落選。2度目の改定案提出に際して行われた改定反対集会に登壇し、賛成に回ることを表明するとともに「批判するなら、選挙で判断してほしい」と述べていた浅野克彦氏は当選と、明暗が分かれた。 また、民主党から日本維新の会へ移籍して立候補した吉田康一郎氏も落選と、都議会で表現の自由を守る声を拾い上げていた多くの都議が落選するという事態になった。これを受けて
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