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ブックマーク / phenotex.hatenadiary.org (6)

  • 高校生のための現代思想エッセンス-ちくま評論選 - 入試過去問と著作権を考えるblog

    著作権の問題によって現代文の問題集や過去問集のいくつかが書店から姿を消していく中、新たな潮流とも言うべき動きが出て来ている。 これまでに僕は書き下ろしによる文章集についての提案を行なってきたが、それに近い形で編集されたを見つけたのでここに紹介する。 「ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス」 このは大学の先生の書き下ろしではなく、既存のから抜粋する形で編集されているものの、僕の理想と考える、今後の時代に相応しい文章集であると思う。 堀江敏幸、黒崎政男、西垣通、斎藤環、斎藤美奈子、吉見俊哉、多木浩二、内田樹、大橋洋一、川田順三、野矢茂樹、大澤真幸、茂木健一郎、福井憲彦、小浜逸郎、永井均、小池昌代、上野千鶴子、尼ケ崎彬、竹田青嗣、前田愛、若林幹夫、石原吉郎、丸山真男、藤田省三、西谷修、北田暁大、東浩紀、見田宗介、岡真理、市村弘正、大江健三郎 このに収録された筆者の名をあげてみた

  • 別役実氏「著作権保護期間の延長、議論を尽くせ」 - 入試過去問と著作権を考えるblog

    興味深い記事を見つけた。あのセンター評論文第1問を各所から「削除」に至らしめた別役実氏が著作権の保護期間の延長に対して「慎重論」の立場から団体(「著作権保護機関の延長問題を考える国民会議」)を結成したということだ。 itmedia Newsは別役氏の言葉を掲載している。 「著作権保護期間の延長、議論を尽くせ」――クリエイターや弁護士が団体発足」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0611/08/news103.html >別役さんは、「銀河鉄道の夜」の戯曲化の経験から、延長に反対する理由をこう語る。 >「銀河鉄道の夜はかなり以前から戯曲化したいと思っていたが、宮沢賢治作品の中でも特にガードが固く、許可がもらえなかった。死後50年経ってやっと使えるようになり、まずアニメのシナリオにし、戯曲にした。このように活用されることで、作品も活性化されたのでは

    別役実氏「著作権保護期間の延長、議論を尽くせ」 - 入試過去問と著作権を考えるblog
  • 著作権問題が市場に及ぼす歪み - 入試過去問と著作権を考えるblog

    著作権問題によって国語の過去問集が入手しづらくなっている。例えば、赤で有名な教学社からこれまで出版されていた「東大の現代文」「京大の国語」シリーズが絶版となってしまっている。23年分とか25年分に渡って東大や京大の過去問を網羅して収録してくれている国語教師としては非常に有り難いだったのだが、おそらく著作権の問題で出版できなくなってしまったのだろう。現在、これらの書籍を入手するためには中古を利用するしか手がなく、オークションや古屋では定価の2倍近くの値段で扱われてしまっている。こんな所にも著作権問題による歪みが現れて始めている。 赤に続き、センター試験の国語第一問は旺文社の「全国大学入試問題正解」においても「省略」されている。もはや、どの出版社もこの別役実氏の文章を掲載することができなくなってしまったかと思っていたら、なんとZ会の「平成19年用センター試験過去問 英数国 」では、この

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  • 遠藤周作氏の受験産業屋批判 - 入試過去問と著作権を考えるblog

    遠藤周作氏が『狐狸庵閑談』(PHP文庫)という著書の「受験産業屋を批判する」という章で、自分の小説の一部が入試に出題され、自分の解答と模範解答が違っていたとのエピソードを書いている。「文中の主人公の次の行為を、どのような心理で行なったか」という問で、四つの選択肢があり、遠藤周作氏は四つすべてに丸じるしをしたとのこと。深層心理まで含めて複雑に交錯しあった人間心理を「ひとつ」に決めさせる画一的な読み方に対して「抗議したい」と怒っている。 残念ながら何年度のどの大学の設問か不明なので検証できないのが残念だ。僕はこれは設問の作りにどこか問題があったのではないかという気がしている。(情報お持ちでしたら、どなたか教えて下さい。) この手のエピソードはよく耳にするが、意外と実際の出典はあまり見つからなかったりもするので、このの記述は貴重だ。僕は「過去問の著作権について様々な視点」というリンク中心のコン

    遠藤周作氏の受験産業屋批判 - 入試過去問と著作権を考えるblog
  • やはり評論の載っていない赤本が出た! - 入試過去問と著作権を考えるblog

    以前に「評論の載っていない赤?」という記事で予想した通りに、2007年度版のセンター国語の赤から、評論の第一問の別役実『言葉への戦術』が「編集の都合により」というコメントと共に省略されてしまった。(ちなみに文と問題は割愛されているが、解答・解説だけは収録されており、なんとも奇妙な作りとなってしまっている。) 同様に学燈社の「全国大学国語入試問題詳解」でも同じく、センター国語の第一問は掲載されておらず、「第一問は非公開」とのコメントがつけられている。 いよいよこの日が来てしまった。多くの受験生が格的に過去問を購入して演習をするのは、夏から秋にかけてだと思うので、まだ現時点で大部分の受験生はこの事実に気づいてないだろう。混乱が始まるのはもう少し後になるであろう。 一応、ネット上ではダウンロード可能なので、評論第1問が全く手に入らないわけではない。 http://www.yomiuri.

    やはり評論の載っていない赤本が出た! - 入試過去問と著作権を考えるblog
  • web上の詩の引用 - 入試過去問と著作権を考えるblog

    あれこれ検索していて気がついたのだが、web上に詩人の詩をまるごと引用している人が結構いた。試しに、著名な詩人の有名な詩を3、4編検索してみたが、見事に入手できた。上手にやれば「webで拾った日の名作詩集」などを作ることができそうだ。僕自身は自分のお金で詩集を買ったりする人間でもあるので、やや複雑な気分だ。 というのも、引用している方々の多くは「感銘を受けた」などの好意的な引用なのだが、web上にデジタルデータとして乗った瞬間それはどのように使われるか知れないのだ。もし詩の好きな僕が貧乏になって屋で詩集を買う金を節約しようなどと思った時には、インターネットを徘徊して、引用されている著名な作家の素晴らしい詩をかき集めて「僕だけの名作詩集」を作ることで、少しばかりお小遣いを浮かすことができるのだ。 好意的な引用であればいいのか? いや、経済や著作権の論理をガチガチに当てはめていけば当然許さ

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