日本レコード協会は、アジア各国における邦楽のライセンス状況を発表した。今回発表されたのは、中国、台湾、韓国などのアジア各国内で販売される邦楽CDを、現地で生産するためのライセンスの状況で、2005年1月に始まった還流防止制度などの影響で同年はライセンス数が減少したが、2006年は順調に拡大しており、日本レコード協会では、今後さらにライセンスの拡大を狙っていきたい考えだ。 アジア地域のライセンスタイトル数 日本レコード協会の集計によれば、アジア地域へライセンスされた邦楽タイトル(CDなどのパッケージのみ)は、2004年と2005年を比べると、各国全体で14%減、重複分を除くと9%減だった。これに関しては日本市場を除くアジアの音楽市場が、対前年比で14%減(国際レコード産業連盟:IFPI調べ)だった点などが影響していると同協会では見ている。 中国以外の各国で市場が縮小している 特に韓国の落ち込