ブロッキング法制化の是非をめぐって対立が続いていた政府知財本部の「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議(タスクフォース)」。今年6月22日に第1回会合が開かれ、駆け足で議論が進められてきたが、ブロッキング推進派・反対派の溝が埋まることはなく、とりまとめどころか報告書すら出せないまま、会議は無期限延期となった。 今年に入ってから続いていたブロッキングを巡る議論は、まさにカオスと言えるほどに混迷を極めた。いったいどこで道を違えてしまったのだろうか。 政府への不信感と知財本部の忖度 10月15日に開催された第9回会合では、なんとか賛成意見・反対意見の両論併記でまとめたい事務局に対し、森亮二弁護士ら9人の委員が連名で中間とりまとめ案の修正案を提出。両論併記を破棄し、ブロッキングの法制化を見送るべきとの文言を盛り込むことを求めた。3時間半にも渡る丁々発止の末、議論は平行線のまま落とし所を見つ
クリエイターたちのイラスト作画風景。二次創作の“ルール崩壊”は同人活動崩壊に至る場合も 最近、Twitterやイラスト投稿SNSのpixivなどで盛り上がっているキーワードが“クッパ姫”だ。これは、任天堂のゲームソフト『スーパーマリオ』シリーズに登場するキャラクター・クッパを女体化させた二次創作キャラクター。もちろん公式設定にはないキャラだが「カメ型の敵キャラをあえて人間の女性に擬人化する」という意外性がウケ、思い思いのクッパ姫のイラストが投稿されて話題となった。 一方、加熱する“クッパ姫”ブームに対して、他のクリエイターからは注意を呼びかける声も挙がっている。“クッパ姫”ブームをはじめ、二次創作はどこまで許されるのか? 肥大化するオタクカルチャーがもたらす功罪とは? スーパーマリオシリーズのキャラクターを二次創作 ネットで騒ぎに クッパ姫は、新作ゲーム『New スーパーマリオブラザーズ
マンガ等海賊版サイトのブロッキング法制化の議論は、首相官邸に置かれる知的財産戦略本部「インターネット上の海賊版に関する検討会議」で委員の半数が反対して、報告書をまとめられない事態になった。この検討会は2018年3月19日に菅義偉官房長官が記者会見でブロッキング実施の意思があることをにおわせた後に作られたものであり、官邸を忖度する官僚にとってブロッキングは既定路線であったはずだ。住田孝之事務局長が最後の検討会で「最初から最後まで異例ずくめの会議でした」と振り返ったのは、反対意見を一応聞いたうえでシャンシャンにする会議のはずだったのにということだろう。 報告書に両論を併記してしまうと、政府はそれを根拠にブロッキングの法制化をしてしまいかねない。現政権の政治手法はそういう疑いを抱かせるに十分だ。わたしは、ブロッキングに反対した委員たちに賛同するし、両論併記の報告書を作ることも阻止した強硬姿勢を支
結果、被害額はスマホ利用者のみでも月1200億円となった。漫画村の利用者の動線は以下のとおりだ。 漫画村トップカテゴリや検索単行本1冊ごとの個別ページビューアこの「単行本1冊ごとの個別ページ」をスマホから開くと、ビューアを開くボタンの下に大きな広告が表示される。この広告タグを見てみよう。 iframe src="//goo.gl/EPBbrc" width="300" height="250" 広告はiframeタグでGoogleの短縮URLから読み込まれている。Googleの短縮URLは読込回数の実測値が公表されており、ある方法で閲覧できる。この広告の読込回数はスマホからの「単行本1冊ごとの個別ページ」の閲覧回数と同じになると考えられる。 https://i.imgur.com/Q3Ujq4A.png この集計結果では3月19日頃~4月11日頃での読込回数が2.3億回となっていた。1日あ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く