東日本大震災直後から相次いだ防災倉庫荒らしで、埼玉県警捜査3課と大宮東署などは10日、上尾市原市、無職今井辰彦被告(35)(別の窃盗罪で起訴)を窃盗容疑で再逮捕、いずれも同市に住む建設作業員ら18歳の少年3人を同容疑で逮捕したと発表した。 震災直後から今月8日の間に、さいたま市や久喜市など県南部と東部の4市2町の防災倉庫で25件の被害が確認されている。今井被告らは「震災で停電になり、防災備品が高く売れると思った。一連の事件を全部やった」などと供述しているという。 発表によると、4人は3月11日から16日の間に、さいたま市見沼区の市立大谷小学校で、敷地内にある市の防災倉庫からガソリン8リットルのほか、ガスボンベやカセットコンロなど計52点(計14万400円相当)を盗んだ疑い。 今井被告は「インターネットで倉庫に何が保管されているのか知った。知り合いの少年たちに盗みを持ちかけた」と話していると