Webアプリケーションを作成する上で必ずお世話になるのが、テキストフィールドやボタンなどのフォーム要素である。HTML 5では、もともとWeb Forms2として策定が進められてきた仕様を取り込み、フォーム要素に対して大幅な機能強化が加えられている。 以下に、それらの強化点を順不同で挙げていく(あまりに細かいと思われる変更点は除く)。また、各ブラウザの現時点での対応状況も合わせて記載する。 placeholder placeholderとは、未入力状態の入力フィールドに表示されるヒント情報のことだ。たとえばテキストフィールドであれば、未入力時は以下のように文字列が薄く表示される。 実現方法は簡単で、placeholder属性にヒント文字列を指定するだけだ。 <input type="text" placeholder="input me"> 現時点で対応しているブラウザはSafari 4