【ニューヨーク=宮井寿光】鳩山首相は24日午前(日本時間24日夜)、国連本部で開かれた安全保障理事会の核不拡散と核軍縮に関する首脳級会合に出席し、英語で演説した。 非核三原則の堅持を「改めて誓う」と明言、核廃絶に向け「日本は先頭に立たねばならない」との決意を示した。 首相は、国際社会に日本が将来、核兵器を保有するのではないかと疑う声があることに触れ、「日本は核兵器開発の潜在能力があるにもかかわらず非核の道を歩んできた。核軍拡の連鎖を断ち切る道こそ、唯一の被爆国として果たすべき道義的責任だ」と述べた。 「核兵器のない世界」を訴えた今年4月のオバマ米大統領の演説を、「世界中の人々を勇気づけた。今こそ我々は行動しなければならない」と評価。国際社会が連携して核軍縮などに努める必要性を訴えた。 さらに、「核軍縮・不拡散に向けて行動することは地球上のすべての国家の責任だ」とし、〈1〉核実験全面禁止条約