エミール・クストリッツァの監督最新作「ON THE MILKY ROAD(原題)」が、イタリアで開催中の第73回ヴェネツィア国際映画祭にて現地時間9月9日に公式上映された。 「パパは出張中!」「アンダーグラウンド」でカンヌ国際映画祭のパルムドールを、「アリゾナ・ドリーム」でベルリン国際映画祭の銀熊賞を、「黒猫・白猫」でヴェネツィア国際映画祭の銀獅子賞を受賞したクストリッツァ。彼が監督・脚本・主演を担当した「ON THE MILKY ROAD」は、戦時中の村で暮らしていたある男の人生を描くもの。男が村の娘に愛され牛乳配達人として働いている時代、謎の美女と恋に落ちて逃亡を図る時代、年老いて修行僧になった時代をそれぞれつづっている。ヒロイン役を「007 スペクター」のモニカ・ベルッチが務めた。 記者会見とレッドカーペットに、ベルッチとともに登場したクストリッツァ。作品を「場所や時代はまったく架空