世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭で、最優秀賞の「パルムドール」を受賞したイランを代表する世界的な映画監督、アッバス・キアロスタミ氏が4日、フランスで亡くなりました。76歳でした。 日本とのつながりも深く、2004年に世界の優れた芸術家に贈られる「高松宮殿下記念世界文化賞」をイスラム圏から初めて受賞したほか、横浜市や静岡市などを舞台に、日本とフランスの合作映画、「ライク・サムワン・イン・ラブ」を撮影し、2012年にカンヌ映画祭の「パルムドール」を競うコンペティション部門に再びノミネートされました。 キアロスタミ氏は4日、がんの治療のため訪れていたフランスのパリで、76歳で亡くなりました。