動物にしろ植物にしろ、食材とするか否かの判断基準に量がある。 香りつけや飾り程度なら僅かで十分な場合もあるが、一品を占める量が必要なものや主食となると難しいものは数多い。 昆虫食として今まで日本で根強く残ってきたイナゴ・カイコ・ざざむしなどは容易に数がまとまるものだ。 また、ミールワーム類(ゴミムシダマシの仲間)やコオロギ、アメリカミズアブなどは養殖も容易なので世界でも食用生産が上向き傾向だろう。 そういう意味では、セミやモンクロシャチホコなどは発生ポイントさえわかれば容易に数がまとまる上に美味しいときているのだから天然でありながら優秀で、もっと広まっても良いのではないかと思う。 どうしても昆虫は小さいものが多いので普通には主食になりにくいが、タガメなどカメムシの仲間は独特の芳香があるので、そういった特性を見出すことができれば少量でもスパイスの役割をこなすことができる。 そういった事例を元