ブックマーク / takedanet.com (50)

  • 武田邦彦 (中部大学): 【男と女】 一夫多妻制の論理・・・サカナ

    「tdyno.407-(6:31).mp3」をダウンロード 10匹のメスのサカナと、子どもたちが泳いでいる。そこに敵が襲ってくるとメスと子どもだから全滅してしまう。そこで、10匹のうちもっとも体の大きいメスが、オスに性転換する。サカナぐらいになると性転換は完璧で、オスとしての機能を整える。 1匹のオスと9匹のメス、それに子どもたちが生活をしているところに敵が襲ってくると、オスがそれに立ち向かい、その隙にメスと子どもは岩陰に隠れる。 しかし、戦いは時に無残な結果となり、オスは武運つたなく死ぬ。そうすると残ったメス9匹のうち、最も体の大きなメスがオスに性転換して、また同じように群れを作る。 このような形、集団の生物、戦って命を落とすオス、隠れて子どもを育てるメス・・・は生物の基形で、小学校の理科の副読で見たこともある。このような形と「離婚しない一夫一制」の2つが生物の家族の形だ。 とこ

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    counterfactual 2013/10/22
    サカナの性転換は、そんな単純な話ではない。   http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/WATERS2003/B21ohta.html
  • 武田邦彦 (中部大学): 降圧剤ディオバンのデータねつ造になぜ11億円も使ったのか?

    「kouatuzaitdyno.407-(8:41).mp3」をダウンロード 人の頭を洗脳して儲けようという風潮はNHKや朝日新聞に始まって止まるところを知らない。ダイオキシンや地球温暖化、はては年金までが「洗脳―お金」という構図だったが、それが「人の命」、「学問の自由」にまで及んできた。それが高血圧に関係する「降圧剤ディオバン」の論文ねつ造事件であり、それには11億円のいかがわしい研究費が投入された。 舞台は京都府立医大と東京慈恵医大である。 この問題については大新聞がかなりのスペースをとって詳しく解説をしているので、内容については私たちは知る必要も無い。簡単に言えば、1)ウソをついて、2)世界の最も権威のある医学雑誌ランセットに取り入り、3)薬を売っていた、ということだ。 その下地を作ったのが、厚労省と文科省で、まず1990年代に文科省が「役に立つ研究にしか研究費を出さない」というこ

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    counterfactual 2013/10/22
    あの規模の臨床試験をメーカーの治験なみにまじめにやれば11億円では全く足りない "「本当に大切な事」を研究することにお金を出さない(文科省)"  だから企業が援助している。社会貢献ですよ
  • 武田邦彦 (中部大学): 被曝と健康、医療をもう一度、考える  2.規制値の決定方法

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    counterfactual 2013/10/02
    「「毎日、コウナゴを食べるわけではない」という理由で規制値を超えても大丈夫だという論理が唱えられている」「生涯にわたって毎日食べても危険がない食品添加物の単位重要あたりの一日摂取量」と定義されている」
  • 武田邦彦 (中部大学): 放射能 子どもの被曝 専門家は科学的では無くアウシュビッツ現象

    「genshiryoku_100millitdyno.151-(6:14).mp3」をダウンロード 福島の子どもたちの被曝が止まりません。残念ですが、現在の日人の特殊な精神状態と政府、NHK東大教授などの指導層の利己的幻想のもとではなかなか解決が難しいように思います。 でも、不思議です。確かに医療などの分野で被曝しても元気な人やガンにならない人がいることは確かです。「1年100ミリ以下ではハッキリとした傾向はない」というのも確かです。でも、今、問題になっているのは、「全員が全員、被曝して病気になる」と思っている人はいません。 1学年200人、小学校全体で1200人のお子さんがいるときに、もし50人も健康障害が起こったら大変です。それでも24人に一人ですから、他の23人は被曝しているのに、病気にならないのです。 「1年100ミリシーベルトまでは明確な関係がない」というのは、24人に一人な

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    counterfactual 2013/04/16
    「チェルノブイリではすでにヨウ素の放射線はずっと前に無くなっているのに、最近まで甲状腺の異常が続きました.」先生の論法を用いると、放射線被ばくが減ると甲状腺異常が増える、ということですね。
  • 武田邦彦 (中部大学): 一昨日(2013年4月6日)の北極の氷

    人工衛星で観測された一昨日(2013年4月6日)の北極海の氷の映像です。白い部分が氷で、1400万平方キロメートルの北極海はすべて結氷し、すこし回りにも氷が見られます。 白い氷の回りに細いオレンジの線がありますが、これが1979年に人工衛星で観測を始めてからの平均で、北極海の外側で若干の出入りがあります。このことを大げさに「北極海の氷が融けている」と言っています。 現実には北極海の氷が融けているのではなく、北極海の外の氷が少し後退している(目に見えないほど)ということです。テレビ映像とはかなりイメージが違うのではないでしょうか。 (平成25年4月8日)

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    counterfactual 2013/04/08
    「現実には北極海の氷が融けているのではなく、北極海の外の氷が少し後退している(目に見えないほど)ということです。」僕には明らかに氷の面積が減ってるように見えますけど?
  • 武田邦彦 (中部大学): 健康談議(2) ワクチンの功罪

    「kenkouwakutintdyno.95-(11:50).mp3」をダウンロード 2013年3月8日、新聞は短いニュースを報じていました。 「子宮頸がんワクチンを接種した東京都の女子中学生が歩行障害などの重い副作用が出て、1年3カ月にわたり通学できない状況だった。無料接種を行った区は「接種の副作用」と認め、補償する方針」 ワクチン反対派の活動が盛んになることが予想されます。でも、日におけるワクチンの騒動はそのいずれもが「民主的」ではありません。 もともとワクチンは18世紀にイギリスの医師、エドワード・ジェンナーによって発明されたものです。当時、天然痘は人類にとってきわめて危険な病気で、天然痘がはやると一つの村、一つの船の人が全滅するという病気だったのです。 昔からアラブ地方には天然痘にかかった人の嚢胞の液を健康な人の予防に使うことが知られていましたが、100人の内、2名ぐらいが死亡す

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    counterfactual 2013/03/12
    「お金も儲かるので、「ワクチンの強制接種を止める力」が働きません。」子宮頸がんワクチンは強制じゃないんですけど?また、ワクチン接種は集団の防衛が目的でもあり、個人だけで完結する話じゃないのです。
  • 武田邦彦 (中部大学): 科学と哲学001 16日午前4時 巨大隕石が接近

    「kagakutetsugakuinseki01tdyno.68-(7:28).mp3」をダウンロード 実はこの記事は14日頃に書いて、隕石が地球のそばを通過する16日朝の前に出そうかと思っていましたが、隕石体は地球に落下する可能性がなかったので、危険を煽るようになると思い、控えていました。そうしたら、この隕石の破片と思われるものがシベリアに落ちて、大きな被害を出しました。 どんな情報でも提供する側がコントロールするのではなく、あくまでも事実をそのまま提供して、その情報の判断については受け手を信用するべきだと思いました。 ところで、すでに16日の午前4時を過ぎているので、隕石体は遙か宇宙の彼方に飛んでいったと思いますが、隕石というと思い起こすことがあります。 一つは、地球に巨大隕石というのは約2700万年ごとに落下し、多くの生物が死んだり、時によっては種の絶滅につながることがあります。

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    counterfactual 2013/02/19
    いろいろ無茶苦茶。この先生、突拍子のないことを言って、いわゆる「つかみ」にする芸風なんですが、すっかり飽きられていることに気づいていない。
  • 武田邦彦 (中部大学): 原子力と被曝 福島で甲状腺ガン10倍。国は子どもの退避を急げ!

    2013年2月14日、福島県健康管理委員会が3人目の甲状腺ガン(いずれも子ども)の発生を報じました。また7人が「ほぼ甲状腺ガン」と診断されています。男子3名、女子7名です。 甲状腺ガンは18才、40才ぐらいから増えるガンで、女性に多いのが特徴です。福島では18才以下の子ども18万人を対象にしていますので、国立がんセンターのデータでは、10万人に0.6人程度なので、18万人なら「1人」が平均的ですから、その約10倍に当たります。 通常はお医者さんというのはできるだけ病気にならないように、注意をされるのが普通ですが、福島の医師団だけは「病気になる危険を冒せ。病気になってもかまわない」という態度に終始しています。 今回も「被曝による甲状腺ガンは4,5年かかる」と説明していますが、それは「医学的」に間違いです。というのは、「平均して患者が増えるのが5年目から」というのと、早期にガンにかかる子ども

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    counterfactual 2013/02/15
    「国立がんセンターのデータでは」それは、通常診療下のデータですので、比較できません。 科学者ならまず、そういうことに気付かないと。
  • 武田邦彦 (中部大学): 普通のことを普通にする(2) 健康

    「kenkoutdyno.67-(9:29).mp3」をダウンロード 最近、私は「タバコを吸うのは問題がない」という内容のを竹書房から出して好評ですが、ここでも私は「当たり前のこと」を言っているだけです。 タバコを過度に吸うと閉塞性肺疾患(COPD)になることがあります。これはお酒を過度に飲むと肝硬変になるのと同じで、嗜好品にはやや毒性がある場合が多いので、適量が存在するからです。 日人は自分の好みに合わせて嗜好品を楽しむ事ぐらいはできるはずですし、それが他人の迷惑にならなければ禁止はできないと思うからです。お酒を飲んで人に絡んだり、暴力を振るったり、セクハラ、酒酔い運転などは社会的に認められません。 でも、アメリカで大失敗した禁酒法のように「道徳的に酒を飲んではダメ」というのはヒットラーとかスターリンの政策で、よほど人をいじめたいということでしょう。 (たき火の煙と同じ副流煙の毒性は

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    counterfactual 2013/02/04
    「最近、私は「タバコを吸うのは問題がない」という内容の本を竹書房から出して好評ですが、」トンデモ本は売れ行きがいいのでしょうね。
  • 武田邦彦 (中部大学): 水俣病の教訓を原発事故に活かすことが大切

    「minamatatdyno.37-(11:03).mp3」をダウンロード 水俣病というのは「水銀で起きた世界で最初の事件」です。それまで水銀が毒性を持つなどと思った人はいなかったので、女性のおしろいは酸化水銀、神社の朱色は硫化水銀、歯の治療に水銀アマルガム、回転軸に水銀シールを使っていました。だれも疑わずに水銀を使用していたのです。 ところが、意外なことに水銀を大量に使い始めると病気がでました。最初の病気だったので、「水俣病」という名前がつきました。今度の福島原発の事故は、このブログでも書いているように、水俣病などからの教訓、たとえば予防原則などが守られていません。そのことについて読者の方から次のような「まとめ」をいただきました(まとめて頂いたものをそのまま掲載しました)。 ・・・・・・・・・水俣病の経緯・・・・・・・・・ ・最初に魚が原因であることが確定したのに、原因物質が分からないこ

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    counterfactual 2013/01/10
    水俣病と今回の原発事故とは様相が根本的に異なります。水俣病の場合、先に水俣病という重大な健康被害があり、その原因について争ったわけ。今回は健康被害が生じるかどうかがポイントなの。わっかるきゃなあ?
  • 武田邦彦 (中部大学): 健康シリーズ: タバコと自殺

    「tdyno.36-(9:10).mp3」をダウンロード 増え続ける肺がんを何とかして減らそうということを考えている人は、このグラフを見て考え込むはずです。なにしろこの40年間、喫煙率は2分の1になって、肺がんは約10倍になっているのですから.タバコを吸ってもすぐには肺がんにならないという期間をいろいろ考慮しても到底、説明できません. 少なくとも科学や医学の訓練を受けた人で、「もしかすると、肺がんとタバコはあまり強い関係が無いかも知れない。なぜだろう?」ぐらいは疑問を持って欲しいものです。科学や医学はとても難しいもので、そこでは人間の知恵はわずかです。だから常に私たちは「わからない事」が多いことに対して謙虚でなければならないと思います。 一般の人が政府やテレビに影響されて、「タバコを吸うのはケシカラン!」と思うのは無理のないことで、あれほど「タバコを吸うと肺がんになる」とか、病院に行くと「

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    counterfactual 2013/01/08
    まだこのネタで引っ張っていたのね。本売れてないのもしかして?
  • 武田邦彦 (中部大学): 健康談話室(4) 肺がんの原因

    「lungcancertdyno.268-(5:08).mp3」をダウンロード (ここで整理すること:音声が主体です) 肺がんの種類とその割合 腺がんなど     80%(タバコに関係の無いガン) 扁平上皮ガン    20%(タバコと関係の深いガン) 原因として公表されているもの(縦割り発表) ディーゼル排気ガス 10%(旧運輸省管轄) アスベスト      8%(旧労働省管轄) タバコ       20% (旧厚生省管轄) 一般原因 62%(担当省庁無し) 肺がんが急増しているのに、喫煙率は低下を続けています。わたしたちは省庁の利権ではない真なる原因を研究する必要があるでしょう。 (平成24年10月5日)

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    counterfactual 2012/10/30
    「肺がんが急増しているのに、喫煙率は低下を続けています。わたしたちは省庁の利権ではない真なる原因を研究する必要があるでしょう。」加齢です。もうこのネタでひっぱっても本はそれほど売れないと思いますよ
  • 武田邦彦 (中部大学): 穏やかなタバコ論争の試み(1) タバコ論争の目的

    「tdyno.309-(9:05).mp3」をダウンロード わたしがタバコで明らかにしたいこと(音声です) 1)医師がタバコを禁止するのは当然(先生が学生に勉強しろというのは普通のことだが、他人に勉強しろは言い過ぎ)、 2)煙が嫌いだったり、気管支が弱い人に向かって煙を吹きかけるのはとんでもないこと、 3)ディーゼルエンジンの排ガス、アスベスト、タバコなど肺がんの原因となるものが、ずいぶん減ってきたのに肺がんは急激に増えている。タバコ論争の目的はなにか? 4)タバコを吸っている人の自殺が少ないことや、お酒、コーヒーなどの精神作用のあるものとの比較、人生の楽しみ、 5)現実的に、穏やかな解決策はないのか? 一日一でも悪いのか、20なのか、また副流煙の影響はデータ自身がない。 タバコ論争は「なぜ、これまでしてタバコを排斥しようとしているのか」について「タブー」のままというのは実に社

    counterfactual
    counterfactual 2012/10/30
    「3)ディーゼルエンジンの排ガス、アスベスト、タバコなど肺がんの原因となるものが、ずいぶん減ってきたのに肺がんは急激に増えている。」だから、人口の高齢化だって。そんなに本を売りたいのですか?
  • 武田邦彦 (中部大学): 科学者テスト(その2)・・・肯定と否定

    「tdyno.236-(9:52).mp3」をダウンロード(深みにはまってきましたが、行きがかりですから) 「喫煙率が2分の1になると肺がん死が10倍になる(男性)」、「喫煙率が変わらないのに肺がん死が10倍になる(女性)」というグラフを前にして、科学者はまず「タバコを吸うと肺がんが減るのだな」とか「タバコと肺がんはあまり関係が無いのだな」と思うことだという話を書きました。 前のグラフは横軸が西暦で、1960年頃から2010年頃までの喫煙率と肺がん死の関係を示したものでしたが、それをもう一度、ここでは横軸を喫煙率、縦軸を肺がん死として1つのグラフにしたのがこれです(目盛り無し。傾向だけ)。 なにしろ、男性の場合、喫煙率が下がると肺がん死が増えるのですから、どうしてもこのようなグラフになり、これを見ると、「タバコを吸う人が少なくなると肺がん死が増えるのだな」と思ってしまいます。科学者でなく

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    counterfactual 2012/09/05
    先生のことを本気で心配してくれる科学者仲間がいないようですね。人徳ですかねえ。
  • 武田邦彦 (中部大学): ;;kl学問を捨てた名古屋大学・・・「独立法人化」と「役に立つ研究」のもたらしたもの

    名古屋大学の教授が浜岡原発の審査の直前に、中部電力などから研究費を約1100万円もらっていたことが報道されました。ご人は審査に影響を与えていないと言われていますが、金品をもらっても影響がないなら世の中から贈賄罪がなくなるはずです。 この事件はどんな背景を持っているのでしょうか? 1961年から始まった年金は、1)積み立て式にするとインフレでそのうち年金の価値がなくなる、2)その時には賦課方式(若い人が老人を養う)に変える、3)それも破綻するから税金で補う、4)それまでは厚労省の天下りや国の赤字事業に年金を使い切ってしまう・・・という悪辣な制度でした。 それと同じように1990年代に吹き荒れた「国立大学の独立法人化」と「役に立つ研究」は大学をすっかり拝金主義に変え、見るも無惨な状態になっています。 名古屋大学もかつては木訥ではあるが、学問が好きな尊敬できる先生方と研究室でした。その頃、大学

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    counterfactual 2012/05/15
    まず、奨学寄付金は不正でも何でもない。 納得できないなら審査手数料の一部だと思えばいい。 審査は純粋に労働。 学問に専念すべき学者に審査してもらうのだから、相応の対価は必要だと思えばいい。
  • 武田邦彦 (中部大学): タバコは吸った方が良いか、禁煙運動かのトリック(解説編)

    タバコも長い旅になりましたが、なにか終着駅がみえてきたような気もします。というのは「タバコを吸うと肺がんになりにくい」という統計的データと、「肺がんの原因はタバコ」という臨床医師のデータが矛盾しているように感じられたからです(ここで言う肺がんとは喉頭ガンなどの関連のガンも若干含みます)。 このように科学の世界で、相反するデータがある場合、自分の価値観などでどちらが正しいかを決めることはできません。あくまでも、事実→解析→意見→感情、と進まなければならないからです。タバコの煙が嫌いでも、自分がタバコを吸わなくても、感情→事実、と進むのは魔女狩りと同じだからです。 タバコは肺がん以外に、脳疾患、心臓疾患の原因にもなるので、よくお考えの上、お読みください。この記事はタバコと肺がんに絞っています。 ・・・・・・・・・ 【わかってきたこと】おおざっぱにまずは事実をつかむ(およそ1990年ぐらい

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    counterfactual 2012/04/23
    先生のデータ処理は科学的ではありません。 因果関係も理解していないと思われます
  • 武田邦彦 (中部大学): 4大原因を考える・・・ディーゼル、核実験、レントゲン検診、そしてタバコ

    タバコが肺がんの原因の一つであることはまちがいありません。それは統計的なものというより、臨床的に明らかといった方が良いでしょう。だからといって、社会的に直ちにタバコを排斥しなければならないのか、そこをよく考えたいと思います。 このグラフはこの前にもだしたものですが、全体としてみればタバコを吸う人が減れば、肺がんが増えるのですから、肺がんの原因がタバコとすると、タバコをすえば肺がんにならないということになります。 科学の訓練を受けた人なら、グラフからこのような結論を出すこともそれほどおかしくないと思われるでしょう。たとえば、肺がんの原因がタバコだとしても、タバコを吸えば肺がんになるということではありません。 たとえば、交通の激しい道路に近くすんでいたり、運転手など自動車、特にディーゼルエンジンの排気ガスを多く吸う人がタバコを吸うと、「タバコだけなら問題は無いが、ディーゼルエンジンの排気

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    counterfactual 2012/04/19
    「つまり、肺がんの原因は、第一に被曝(核実験と検診)」先生・・・
  • 武田邦彦 (中部大学): 原発事故を混乱させたもの(2) 危険の確率と約束事

    原発事故の直後、福島に入った山下医師が「1年100ミリまで被曝しても1000人に5人しかがんで死なないから心配はない。むしろ病気になるのではないかというストレスの方が問題だ」と発言しました。 この発言は医師という社会的な影響の大きな人であること、後に福島県の役職に就くことなどを考慮すると医師としての倫理を大きく逸脱しているので、山下医師は早く医師の免許を返還しなければならないと思いますが、そのことはまた別の機会に整理をします。 ここでは、「危険の確率」と「社会的な約束」について整理をして、原発事故以来、混乱を招いていることをはっきりさせて、これ以上の被曝を避けるための武器にしたいと思います。 ・・・・・・・・・ 被曝と病気の関係ばかりではなく、この世のもので多くの人やものが関係していると「統計的に起こる」ということがあります。道路で制限速度が時速50キロの場所でも100キロで走っても「必ず

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    counterfactual 2012/04/04
    「確率的におこることをよく理解して」そうですね。日本人の自然放射線源からの年間被曝量も確率変数ですね。
  • 武田邦彦 (中部大学): 原発事故を混乱させたもの(これから―1) 発病時期(直ちに・・・の問題)

    原発事故から1年。原発事故後に起こった日の混乱について考え、必要なら対策を打つべき時期にきました。また、1年前のことを正しく理解することは今後の生活にも大いに役に立ちます。その意味で批判も前向きな行為でもあります。 まず、第一には有名になった「直ちに健康に影響はない」と官房長官や保安院が繰り返したことです。後に官房長官は「7回しか言っていない」と釈明していますが、官房長官ですから間違っていたら1回の発言でも修正、説明などが必要です。修正がないと正しいステートメントだったことになるからです。 このグラフはチェルノブイリ原発事故の時の子供の甲状腺がんの発生状況です。このようなデータは内閣府に専門家がそろっていることを考えると、当然、官房長官などの方はご存じだったと思います。つまり、放射線の被曝によって発症するがんなどは4年目から、妊娠などの障害は15年目などの遅い発症があります。 だから、「

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    counterfactual 2012/04/02
    喫煙による疾病も遅発性なのは一般的にもよく知られているので、それに反することを発言する先生も、同類ということでしょうか? なお、一年一ミリというのは平均値ですので。
  • 武田邦彦 (中部大学): タバコ・・・中間まとめ(感情的対立の原因)-1

    タバコの記事の最新号を削除しましたが、その理由も含めて、私たちはタバコの問題をどのように考えれば良いかということについて、私見を述べさせていただきます.ただ、私の論理は「先入観・価値観は一切、入れない。科学的合理性の無いデータはそれが明らかになるまでそばに置いておき、論理の展開には使わない」というものです。 さらに、「タバコの問題を解析したからといって、直ちにタバコの価値観には触れない」ということもあります.社会的な運動は否定しませんが、科学的な論理展開を楽しんでください. 1) タバコは肺がんの原因の主要な一つである たびたびこのブログでも指摘しているようにタバコは肺がん(断らない限り、気管支、気管のガンも含みます)の原因になります。世界的に見るとアングロサクソンに多く、ラテン、黄色人種は若干、なりにくい傾向にあります。 日では、扁平上皮癌や小細胞癌は喫煙者にしか見られず、かつては

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    counterfactual 2012/03/19
    たぶん、ほんとうにわかってないと思う。でも、わかってしまった先生は面白くない。 小学生がブルーバックス読んで、理論物理学者相手に、とんちんかんな量子論をひけらかしている感じで、とても可愛い