本来ならASKAの話題は1回にしてSTAP細胞関連で発表されたおかしな文書など従前のテーマに戻ろうと思っていたのですが、前回のコラムに対して看過できないSNSの書き込みを目にしました。 「全然違う。薬物を使えば普通に良い作品が生まれます。それはドーピングすれば足が速くなるのと同じ。この人は音楽のことは分かっていても芸術のことは分かっていないようですね」 これ典型的な、売人が伸び悩むアーチストを騙す手口で、こんなものがネット上に出てしまうのなら、徹底して滅菌消毒しておかねばと考えを変え、編集部と相談して取り急ぎこの原稿を準備しました。 もちろん私も30年来芸術音楽の仕事をしていますので、様々なケースを身近で知っています。例えば生前いくつか接点があり、没後に遺作「OCEAN」の初演に私も参加した米国のアーチスト、ジョン・ケージは、摂取すると特異な意識状態になるキノコ類にいろいろな意味で詳しい人
大野和士氏「現代のベートーベン」とまでもてはやされていた自称作曲家の佐村河内守氏の楽曲は、音楽家の新垣隆氏が18年にわたって書いていたことについて拙文をアップした翌日、私は次のようなメールを受け取った。指揮者の大野和士氏からだった。 〈情報を、まことしやかなものするために、お墨つきを与えた、音楽関係者の罪は、重いと思います。 クラシックのメガヒットと言われているそうですが、クラシックは、何百年も前から、時を超え、国を超え、人々に広がったからこそ、古典と呼ばれるているのだと思います。じわり、じわりと、歴史の中に浸透しているからこそ、人々が自らの存在の意義を振り返る礎として、愛され続けてきたのだと思います。 何万枚の売り上げといった今日的な文句も、その歴史を前にすると、あまりにも表層的なものに思えます。いにしえの人々の魂にじっと耳を傾けながら、今に生き、未来を展望するのが、音楽家の役目だとする
2月5日から6日にかけ、いくつかの報道機関が「現代のベートーベン」扱いされていた自称作曲家が実際には一切作曲などしておらず、すべてを他の人物が代作していた事実を報道し、関連する番組をオンエアした局は併せて「お詫び」を告知しました。 この「偽ベートーベン」に最初は騙されて、結果的に楽曲を提供し続けさせられていたのが新垣隆君と知り、直ちに自他共通する情報をきちんと整理しなければならないと思い、本稿を書いています。 以下では「週刊文春」2月13日号 第24ページから31ページまで活字で記された記事を元に経緯を確認したいと想います。 新垣隆君は、私も同じ作曲のフィールドで仕事する、私よりは6歳ほど若いですが、折り紙つきの第一級の芸術家です。 初めて彼を知ってからかれこれ四半世紀近くになりますが、誠実で、普段は控えめで、人間性はとても優しく、しかし音楽の主張は明確で、素晴らしい耳と手を持つ高度なピア
2014-02-06 聴くことの困難をめぐって 仲山ひふみです。久しぶりにブログを更新します。といっても、すでにあるところで閲覧者を限定して公開したものなのですが、もっと多くの人に読まれるべきだろうという勧めを受けたのでこちらに転載します。 ところで、この記事のタイトルはダブルミーニングになっています。最後まで読めばその意味は察せられるでしょう。 *** 広島出身で聴覚障碍を抱えた独学の作曲家、佐村河内守の作品の作曲を、彼が実質的にデビューしてから現在にいたるまで、ほぼ無名の現代音楽作曲家である新垣隆が代行していたことについて書く。 最初にことわっておくと、僕は佐村河内の音楽を主に『鬼武者』のサントラで聴いて知っているが、別段評価に値するものだとは思っていなかった。それは当時も今も変わらない。こうした日本的情緒を織り込みつつベートーヴェンからストラヴィンスキーまでのクラシック音楽の語彙を
2013年4月にスキルス胃がんと診断され、同年8月にそれを公表してからも治療に励みつつ音楽の仕事を続けていた佐久間正英。10カ月におよぶ闘病生活を送ってきたが、1月15日の夜に容態が急変し、そのまま静かに息を引き取ったという。葬儀は本人の遺志に従い、近親者のみでの密葬として執り行われた。 佐久間正英は四人囃子やPLASTICSのメンバーとして活躍し、その後は音楽プロデューサーとしてBOOWY(2つ目のOは/付きが正式表記)、GLAY、JUDY AND MARYほか数多くのバンドをプロデュース。30年以上にわたり日本の音楽シーンを牽引してきた。なお、3月5日には佐久間正英が携わっている楽曲を集めた2枚組コンピレーションアルバム「SAKUMA DROPS」がリリースされることが決定している。
By Christophe Verdier Googleがデジタルコンテンツを提供するGoogle Storeでは、Google Play Musicといった音楽アプリの提供や、楽曲ファイルの販売も行われています。そんな音楽にも力を入れているGoogleが、クリックしていくだけで視覚的に音楽の歴史や詳細を、ジャンルごとに表示してくれるサービス「Music Timeline」を公開しています。 Music Timeline http://research.google.com/bigpicture/music/ 音楽の歴史をタイムラインで見るには、見たいジャンルのエリアにカーソルを合わせるだけ。「Pop」は緑色に区別されていて、1950年代から最近までほとんど途切れることなく歴史が続いています。下側にはマイケル・ジャクソンやマルーン5、レディ・ガガなど、Popジャンルでヒットした代表アーティ
テレビ、ラジオ、Twitter、ニコニコ生放送、Ustream……。マスメディアからソーシャルメディアまで、新旧両メディアで縦横無尽に活動するジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介が、日々の取材活動を通じて見えてきた「現実の問題点」や、激変する「メディアの現場」を多角的な視点でレポートします。津田大介が現在構想している「政策にフォーカスした新しい政治ネットメディア」の制作過程なども随時お伝えしていく予定です。 ■発行周期 毎月 第1〜第4金曜日 ※GW、年末年始を除く ■発行形式 ・テキストメール(niconicoブロマガ/夜間飛行/まぐまぐ) ・EPUB(夜間飛行/niconicoブロマガ) ・Kindle mobi(夜間飛行) ・ウェブ(タグマ!/Magalry)※スマホにも対応 ■購読料 月額648円 ※1配信あたり162円 (※この記事は2012年10月10日に配信され
2013年07月02日08:00 14歳の頃によく聴いた音楽が人生で一番心に残る音楽になるらしい Tweet 1:|仝゜) れいなじる ◆017JIRUx.6 :2013/06/30(日) 22:14:47.07 ID:0 クリミナルマインドで言ってた 5:名無し募集中。。。:2013/06/30(日) 22:16:29.57 ID:0 音楽とか全く興味なかった 7:名無し募集中。。。:2013/06/30(日) 22:17:25.06 ID:O WANDSだな 8:や:2013/06/30(日) 22:17:27.76 ID:0 Dragon Ash、DA PUMP、浜崎あゆみ、とか聴いてたな 11:名無し募集中。。。:2013/06/30(日) 22:17:41.21 ID:P 昔聴いてた曲は思い出とめっちゃリンクしてるよね 13:名無し募集中。。。:2013/06/30(日) 22:
こんな経験はありませんか。打ち合わせで入った喫茶店が騒々しくて、クライアントの声が聞き取りにくかったり。せっかくのデートで訪れたクラブやコンサート会場で、大声を張りあげて彼に話しかけたり......。大音量を和らげるノイズカット耳栓はこれまでにも多数売られていますが、あまりオシャレじゃないし、装着時に目立つことが残念なところ。そんな一般的なノイズカット耳栓は、音量を全体的に下げてしまうので、そもそも音楽を楽しもうとコンサートに来ているのに、肝心の演奏さえも聞きづらくなるのは、なんだか違うような気もします。「Ear Peace」という耳栓は、コンサート会場やスポーツイベントで、音質はそのままに音量のみを抑えるようにデザインされた新しいコンセプトのイヤープラグです。大きな音を気持ちよく聴きたいレベルにまでボリュームダウンしてくれたり、近くの会話を聴きやすく調整してくれるのです。つまり、大きな音
どうもPITE.(@infoNumber333)です!昨日新規開拓に!ROCK IN JAPAN FES.2013 参加アーティスト発表!絶対オススメのバンドと曲、まとめてみます。【8月2日・3日・4日】という記事を書いてなかなか受けが良かったので今日も続いて音楽ネタを記事に書いてみましょうか。 皆さんは普段自宅や職場、カフェにいる時、どんな環境で作業していますか? 作業と言うのは”仕事”というわけではなく、”読書や運動・工作”などの趣味も含みます。 僕の作業というとやっぱりブログを書くことが大半なのですが、それほど集中力がある方ではないので音楽を流しながら書くことが多いです。 でも歌詞が前面に出てくるJPOPのような音楽だと歌詞に気を取られてしまって逆効果になりがちなので、インストもの(歌詞がない曲)や歌詞の少ない曲を好んで聴いています。これを聴いてると気持ちが乘りやすくて普段よりも軽快
<エピローグ『未来は音楽が連れてくる』> レコード産業、壊滅の危機から復活した歴史 ▲トーマスエジソンとフォノグラフ。後世、レコードの発明は「科学がエンタテイメントにもたらした最大の貢献」と賞されるようになる。 レコード産業は、フリーメディアのラジオに勝てず、かつて売上が25分の1に落ちたことがある、と書いた。1930年初頭のアメリカのことである(※1)。 1930年代の不況はエンタメの明暗を分けた。ラジオと映画は力強く、30年代に黄金時代を築いていった。一方、レコード産業の売上は30年代のうちに、恐慌前の水準へ戻すことはなかった。 現代のレコード産業を彷彿させる状況だ。 新たなフリーメディアのインターネット。ソーシャルゲーム、スマートフォンアプリ、次々とあらわれるエンタメ産業の競合。彼らに押されたレコード産業の売上はピーク時の半分にまで落ちた(※2)。 だが80年前の米レコード産業は諦め
2012年の紅白、紅組トリはいきものがかりだった。「風が吹いている」。 吉岡聖恵さんが堂々としててすごいなあと思った。紅白のトリってものすごいプレッシャーだろうけど、いい意味でいつも通りに見えて凄みすら感じた。NHKのオリンピックのテーマ曲だったこの曲、うちの親でも知ってるし、1回聞いたら覚えちゃう。 いきものがかり 「風が吹いている」|無料動画 GyaO![ギャオ]|いきものがかり|音楽 風が吹いている アーティスト: いきものがかり出版社/メーカー: ERJ発売日: 2012/07/18メディア: CD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る いきものがかりが何かの番組で言ってた「ポップであることを恐れない」って言葉すごいいいなーとひしひしと思う。変にひねろうとしない、変に背伸びしようとしない。— もぐもぐ(偏愛)さん (@haruna26) 12月 31
15/4/23 昨今の諸々を踏まえて移管します。詳細は最新記事をご確認ください。ブックマークいただいていた方は変更をお願いします! レジー「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」 司会者「年末年始はどう過ごしましたか」 レジー「例年通り、年末は紅白見て、元日は国立に天皇杯行きました」 司会者「柏レイソルがガンバ大阪を下して優勝しました」 レジー「いやー素晴らしいね。いい新年になりました。去年はACLの試合見に行けなかったので、今年は1試合は行きたいね。さすがにアウェーは無理だろうけど」 司会者「紅白はツイッターしながらがっつり見ましたね。特に印象に残ってるアクトがあれば」 レジー「今回はやっぱり美輪さんでしょう。ももクロも泣けたし、Perfumeもすごかったね。あーちゃんが一箇所とちってたけど。あとはゴールデンボンバーか。あの演出インパクトあったね」 司会者「「女
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