ドイツSiemens(シーメンス)の日本法人であるシーメンス(東京・品川)は2022年1月25日、製品の二酸化炭素(CO2)排出量(カーボンフットプリント)をサプライヤー分も含めて集約、算出するツール「SiGreen」を2022年半ばから提供すると発表した(図)。製品のCO2には、自社の製造工程などで排出される分だけでなく、サプライヤーでの排出分が含まれるが、サプライヤー分の把握が簡単ではない点が問題となっている。SiGreenにより「これまでの手作業によるプロセスをシステム化し、信頼性と効率を高める」(同社)としている。 SiGreenでは、サプライヤーが持つ認証機関発行の証明書に記載された排出量値をセットメーカーが確認できる。ブロックチェーン技術と分散型台帳技術を利用し、情報を1カ所に集めずにサプライヤーに置いて機密性を保持したまま運用できる仕組みにした。Siemens自身が自社製品の