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2007年6月5日のブックマーク (3件)

  • 300(ネタバレ注意) - 日々是魚を蹴る

    フランク・ミラーって なんでできてる? フランク・ミラーって なんでできてる? エロスと バイオレンスと 911のトラウマ そんなもので できてるよ クセルクセス率いる100万のペルシア軍がギリシアに迫る。迎え撃つはレオニダス王自ら指揮を取るスパルタ戦士300人。その全員が死狂いである。 暴力ってかっこいい! ふしぎ! ですよねー。という、男の子のプリミティブな部分を直撃する映画でした。女性がこの映画をどう見るのか、ちょっと想像がつかない。そのくらい「男性的」な作品として観ました。 けなそうと思えばいくらでもけなせますよ、ストーリーは適当だし歴史的にも正確じゃないっぽいし政治的にも微妙だし。ついでに林完治さんにしてはなんだか字幕適当だったし。でも何を言ってもこの映像のパワーの前では無駄です。あまりにもド直球なHFO(ヒューマン・ファイター・オトコ)賛歌が、頭で考えた理屈をぜんぶ吹っ飛ばして

    300(ネタバレ注意) - 日々是魚を蹴る
  • ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」3-6巻スコアボード雑感 - ひとりで勝手にマンガ夜話

    「おおきく振りかぶって」 スコアボード雑感 講談社 アフタヌーンKC 3〜6巻 ひぐちアサ 試合中にもかかわらず描かれないスコアボード。対三星戦の批評でそれがないことに少し触れた。野球マンガに親しまない読者にとっては、それがどれほどのことなのかわかりにくいかもしれないが、これは、全くもって野球マンガのあり方を覆しかねない事態なのだと私は勝手に興奮している。たとえば手元の野球マンガを拾って読んでみても、得点があったイニングには必ずスコアボードが描かれることを確認できよう。また試合を省略して描く際にも、スコアの経過だけで省略されたイニングの攻防を読者に想起させうることも出来る(これがたとえばサッカー物なら時計がその役目を担うだろう)。いずれにしても、得点経過というものは、登場人物たちの努力の結果を冷酷に描き示すものなのである。 では、これがあまりというか滅多に描写されないということは

  • 木尾士目「げんしけん」 斑目晴信の青春 - ひとりで勝手にマンガ夜話

    「げんしけん」 斑目晴信の青春 講談社 アフタヌーンKC 全9巻 木尾士目 ※文中の画像は、講談社アフタヌーンKC「陽炎日記」「五年生」「げんしけん」からの引用です(引用した図を開く)。 目次 1 はじまりはオタク観察 2 走り始めたキャラクター 3 斑目晴信の青春 4 荻上の春 5 コミフェス夏の陣 6 斑目晴信の青春パート2 7 恵子と長電話 8 軽井沢妄想通り 9 スー降臨 10 斑目晴信の青春パート3 扉(あとがき) 木尾士目「げんしけん」は、2002〜2006年、月刊アフタヌーン誌で連載された青春マンガである。都心から距離を置く椎応大学のサークル・現代視覚文化研究会を舞台に繰り広げられた、オタクと呼ばれる人々の悲喜こもごもを描いた群像劇である。 木尾士目は、デビュー作から一貫して20歳前後の若者の恋愛模様を描いてきた