太宰治生誕100周年であった昨年、根岸吉太郎監督がモントリオール世界映画祭最優秀脚本賞を受賞した『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』や、芥川賞作家・川上未映子が『キネマ旬報』(キネマ旬報社)の09年新人女優賞に輝いた『パンドラの匣』といった映画が相次いで封切られた。漫画業界においても、太宰の人生を丹念に描く『ンダスゲマイネ。』(楠木あると/講談社)や、現代を舞台に同名の小説をリイシューした『人間失格』(古屋兎丸/新潮社)の連載が開始されている。 そして迎えた本年、「チャンピオンRED(以下「RED」)」3月号(秋田書店)にて、「太宰治生誕101周年記念作品」として、原案・太宰治、漫画・二ノ瀬泰徳の『人間失格 壊』が、4月号(2月19日発売)より連載されるという予告がなされた。 この新連載予告カットには「文豪×奇才、衝撃の新連載」というアオリ文がつけられていたのだが、『人間失格 壊』のコミカ
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