落語家の師匠がテレビに出たいと悩んでいる弟子に対してこんな話をした。 「人は2つのスイッチを持ってるんだ。 幸せになる2つのスイッチだ。 1つ目は、美味い飯を食ったり、趣味に興じたり・・・自分だけで押せて幸せになれるスイッチ。 2つ目は、他人にほめられたり、他人に押してもらわない限り幸せと感じられねぇスイッチだ。 自分で押せるスイッチの喜びはささやかでわずかだが自分の好きなときに押せる。 だが他人の押す幸せスイッチの喜びは強烈だ。 とめどなく押してほしいと思うしやみつきになる。 押してもらえないと不安や不満が湧き出てくるし自信もなくなってくる。 次第にスイッチを押してもらうためならなんでもしたいと思うようになる。 舞台ってのは他人にスイッチを押してもらう場所だ。 そこでウケるためならなんでもやりたいと思うようになる。 自分の全てを売り払ってでも、とにかくスイッチを押してほしい!!ってな。