シリーズ3作目となる今作は、公開週末の全国映画ランキングで初登場1位を獲得するほど注目を集めている。 普段のシネコンの雰囲気とは少し違う、マジで怖そうな観客が真剣にスクリーンを見つめる緊張感漂う雰囲気の中、終わりに向かって突き進む男たち。70歳のビートたけしと65歳の白竜の穏やかな口調の中に常に殺気が漂う異様な会話シーンには、28年前のあの映画のことを思い出したファンも多いのではないだろうか。 北野武の映画初監督作『その男、凶暴につき』 1989年作品『その男、凶暴につき』である。 当初は奥山和由プロデュースで監督は故・深作欣二、主演ビートたけしで進められた企画だったのが、深作のスケジュールが合わず、主演ビートたけしのまま、北野武として自身初の監督を務めることになる(ちなみに『その男、凶暴につき』というタイトルは奥山がつけたという)。 90年代にフジテレビドラマの人気脚本家となる故・野沢尚
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