★――大須賀先生こんにちは! まずは、本作を描かれる経緯について教えてください。 大須賀:『魔王』の第2章が始まって、しばらく経ってからスピンオフを描いてみませんか、というお話を担当さんから頂きました。最初は4話ぐらいの短期連載の予定でしたが…。 担当編集氏:去年5月のゲッサン創刊に先立ち、伊坂先生に連載をお願いしたところ、大須賀先生の才能をとても評価してくださり、大変お忙しい方なのですが、「大須賀さんとなら」というお返事をいただいたんです。『魔王』はとても魅力的な殺し屋がたくさん登場しますので、その中の誰か一人を主人公にしようということになり、ならばもう蝉しかいないでしょう、と。大須賀先生も蝉というキャラクターにとても愛着がありましたので。 ★――伊坂先生の書き下ろし原作ですが、最初に原作を受け取った時の感想は? 大須賀:「首折り……!!?」 ★――でしたか(笑)。伊坂先生とのタッグにつ