さる5月20日、東京、恵比寿のクリエイティブスペースamuで、これからのパブリシングを考える集まり「Open Publishing@amu」のプレオープン会議が開かれた。呼びかけ人は、この「マガジン航」の編集人である仲俣暁生さん、出版社ビー・エヌ・エヌ新社編集長の吉田知哉さん、副編集長の村田純一さん、出版社フィルムアート社編集部の私、の計4人。会場の参加者とともに輪になって話し合った。 編集とは発見である 私たちはまず、こう考えた。これからの世界を「設計」、「デザイン」、「編集」の力で作れないだろうか。 たとえば、デザイナー、編集者、ライター、プログラマー、キュレーター、さらには建築家、庭師、花屋、料理人なども含めたこうした職能の人は、このテーマに近い場所にいるはず。それぞれの立場を超えて、広領域な「未知のメディア」を作る。1人で悩んでいるのではなく、D.I.W.O.(Do it With