キャバクラやガールズバーで生計を立てていた女性たちにとって苦難の日々は続く 第2次世界大戦後の大ベストセラー小説で、何度も映像化された『肉体の門』は、敗戦と貧困のため身を売りながら、たくましく生きた女性たちの物語だ。それから約70年後のいま、新型コロナウイルスの感染拡大によって、同じように困窮から身の振り方を変えた女性が続出している。キャバクラやガールズバーで働いていた女性たちは、それを「堕ちる」と呼んでいるらしい。ライターの宮添優氏が、様々な事情で「堕ちて」きた女性たちについてレポートする。 * * * 「コロナになって、金が出せないから求人広告は全部引き上げた。でも、面接は増えたんだよね。要は『そういうこと』なんだよ」 東京・豊島区内の風俗店経営・横尾真一さん(仮名・50代)は、新型コロナウイルス感染拡大による東京都の緊急事態宣言発令を知り、店が潰れないよう出来るだけ手元にお金を残すた
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