未プレイの人への配慮のためぼかして書くが、「うみねこ」第2話には、第1話の登場人物のほか、もう1人重要なキャラクターが登場する。笑うと「ラーメン発見伝」の芹沢達也そっくりの顔になるので、そのキャラクターのことをここでは仮に「芹沢サン」と呼ぶことにしよう。 ある場面で芹沢サンは推理小説に出てくる密室を小馬鹿にしたような発言をする。それに対して右代宮戦人は次のように応える。 「ひゅうッ!! 言うじゃねぇかよ、推理マニアは怖ぇぞ?! クリスティが墓の下で歯軋りしてるぜ!」 この台詞を読んだ瞬間に「あぁ、駄目だぜ、全然駄目だ」*1と思った。 「えっ、これのどこが駄目なの?」と不思議に思った人には逆に訊きたい。「あなたは密室殺人を扱ったクリスティの小説のタイトルを挙げられますか?」と*2。要するに、この場面でクリスティを引き合いに出すのが全然駄目*3なのだ。同じシーンを奈須きのこが書いたら、きっとジ