サッカーJリーグは、今月8日に行われた浦和レッズの試合で、スタジアムに差別的な内容の横断幕が掲げられた問題を受け、レッズに対し今月23日のホームゲームを観客を入れないで行う「無観客試合」とする制裁処分を出しました。 これを受けて浦和レッズは、横断幕を掲げたサポーターのグループを無期限でレッズの全試合の入場禁止処分とするとともに、15日のリーグ戦からレッズのすべてのサポーターに横断幕や旗などを掲げることを禁止しました。 今回の問題について、2人の専門家に聞きました。 「五輪開催国が人種差別しないのは大前提」 法政大学教授でJリーグの特任理事を務める山本浩さんは、今回のJリーグの処分について「かなり厳しい処分が出たと思う。ことしはチェアマンが代わって、Jリーグの新しい体制のスタートで、ワールドカップも開催されてサッカーに注目が集まりやすいので、しっかりした判断と速い対応を下したと思う」と話しま