タグ

関連タグで絞り込む (0)

  • 関連タグはありません

タグの絞り込みを解除

booklogに関するcruyfのブックマーク (48)

  • 『アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1186レビュー) - ブクログ

    タイトルの「アイネクライネ」からはじまり、現在・過去・未来と彼方此方で出会い、絆が繋がっていく。そして最終篇の「ナハトムジーク」で一つに収束していく6話の連なる短編集。 死神2作品を通読後、3作目の伊坂幸太郎。 登場人物多過ぎ。時系列が19年前・10年前・現在と目まぐるしく変わり過ぎ。なもんで子供が次篇には大きく成長していたりとややこし過ぎ。でも面白過ぎ楽し過ぎ。結論、満足度高過ぎで読了。 著者曰く作品は恋愛小説とのことだが、恋愛要素に固執しないヒューマンドラマと受け取った。綿密なストーリー構成と、各登場人物に宿すキャラクターや性格、発せられるセリフが自然体過ぎてスンと受け入れられる。 親友の佐藤が「出会いってなんだ」と嘆くシーンで織田一真は言う。「自分がどの子を好きになるか、分かんねえだろ。だから、『自分が好きになったのが、この女の子で良かった。俺、ナイス判断だったな』って後で思えるよ

    『アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1186レビュー) - ブクログ
  • 『SOSの猿 (中公文庫 い 117-1)』(伊坂幸太郎)の感想(844レビュー) - ブクログ

    (再読感想) 四年前の記録内容があまりに悔しかったので再読。 読み返しだからなのか多少読書慣れしたからなのか、改めて読むとスッキリ爽快。 こういうことってありますよね。 「僕の話」と「猿の話」が交互に展開する螺旋構造であるが、「五十嵐真の話」手前の6回目の「私の話」でバシッと背骨が通る感じ。この感覚が気持ちいい。 「誰かの夢や妄想が、現実と繋がっていることもありうる」(p370)とあるが、主要登場人物には全員’真’の字が入っているというブクログユーザー様の感想を読んでハッとさせられた。 まさに「五十嵐真の話」に登場する孫悟空は幻のようであるが、恐らくは眞人か伊坂先生か五十嵐大介先生の夢か妄想が繋がった’真’なのだろうと思う。 不思議ではあるがモヤモヤは残らない物語だった。 「天竺に行ったところで、くよくよは続きます」(p397)、「エアコンは、誰かを救う」(p401、402)は確かに名フレ

    『SOSの猿 (中公文庫 い 117-1)』(伊坂幸太郎)の感想(844レビュー) - ブクログ
  • 『フィッシュストーリー (新潮文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1466レビュー) - ブクログ

    「フィッシュストーリー」 自分が存在していること、それだけで何か意味があるのかなと思える。 「世界を救う」なんて、平凡に生きている人間には突拍子もないこと。まさか自分の身に起こるはずがない。けれど、ある日ある時「ほら話にもならない」強い愛情から「世界を救う」魚の卵が生まれたのだ。誰もが下らねえと思ったその卵は、人知れず孵化し時を泳ぎ未来へと繋がっていく。もしかしたら、世界って自分の周りから広がり回っていくものなのかもしれない。決してそれは世界の中心が自分だという意味ではない。ただ、今まさに自分がしようとする行いが、誰かの世界へとリンクしていき、またそこから誰かの世界へと繋がっていく。それが世界が回るということなのかもしれないなと思ったのだ。人から人へ、その連鎖が「世界を救う」ことに繋がっていく。そう考えたら、なんだ「世界を救う」って国のリーダーになったり、愚かな戦争なんてものをしなくてもで

    『フィッシュストーリー (新潮文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1466レビュー) - ブクログ
  • 『ガソリン生活 (朝日文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(431レビュー) - ブクログ

    車同士がおしゃべりする世界で「緑デミ」の愛すべき持ち主、望月一家が謎やトラブルに巻き込まれました。ファンタジックな世界で起こるのはリアルな事件の数々です。 この世界では、車は人間の言葉はわかるけど、人間には車の言葉は分かりません。そもそも人間は車が意思を持ってるなんて考えてもいません。それを承知で車は持ち主を愛し、一緒に過ごす時間を共有しているのです。何だかいじらしくて堪らなくなります。車に包み込まれている、そんな温かい温度を感じました。 「いろいろあるなあ」車を運転しながら、呟く母親がいます。分かるなぁ。私も何度も車の中で呟きました。これからもきっと呟くでしょう。家族にも誰にも言えない心の呟きを。車の中では音を隠す必用はありませんもの。 望月一家は、次々と降りかかる火の粉をお互いに助け合い機転をきかしながら解決していきます。そこには、いつも「緑デミ」がいました。そんな「緑デミ」の姿を想

    『ガソリン生活 (朝日文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(431レビュー) - ブクログ
  • 『死神の浮力 (文春文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(516レビュー) - ブクログ

    娘を殺された山野辺夫は、無罪判決を受けた犯人・城への復讐を計画。そこへ死神で調査部員の千葉が山野辺のもとへ訪れ【死】の可否判断を行う。復習は成功するのか?そして山野部自身の【死】の判定は?死神と人間界のやり取りが描かれた長編ミステリ。 前読「死神の精度」に続き連読。 今から674日前の私に『小説読むのなら伊坂幸太郎だったら大方間違いないよ』と薦めてくれた友人に心から感謝したい。 伊坂幸太郎、恐れ入った。 作品、500ページを超える作品だったため、若干の中弛みはあったものの総括面白かった。連作短編だった死神の精度も良かったが、長編もしっかり楽しめた。 作は死神の千葉が7日間の調査によって対象者の死に可否を下す…という設定から、Day 1〜Day 7に加えプロローグとエピローグで構成されている。 人気作家・山野辺の小学生だった娘が毒殺、しかし犯人の城は証拠不十分により無罪判決。司法の

    『死神の浮力 (文春文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(516レビュー) - ブクログ
  • 『残り全部バケーション (集英社文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(619レビュー) - ブクログ

    2023.10.23 読了 ☆9.5/10.0 去年一度読んで、また読みたくなって再読。 当時目に留まらなかった、ユーモアと機知に富んだセリフや文章の数々に気づけて嬉しい。 なにより、短編集なのに短編集ではない、一の長編小説に繋がる伊坂さんの趣向や群像劇、伏線とはひと言で言い切れないほどの巧みな「あの時のあの人!あの出来事!」とページを前に遡ってめくりたくなる仕掛けがたくさん散りばめられていて、読んでいて飽きない。 特に第二章のタキオン作戦は心打たれた。 伊坂ワールド、伊坂マジックを堪能したい人オススメです。 〜〜〜〜〜心に残った言葉〜〜〜〜〜 "儲けてる奴ほど、ろくなことしてねえよ。ふんぞり返ってパソコンに向かって、ぴこぴこボタンを押してたり、人を顎で使ったりな。それよか、身体使って、荷物運んだり物作ってる人間の方がよっぽど偉いってのにな" "暴力振るわれそうになったら、その時だけでも

    『残り全部バケーション (集英社文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(619レビュー) - ブクログ
  • 『重力ピエロ (新潮文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(4223レビュー) - ブクログ

    1.著者;伊坂氏は小説家。大学卒業後、システムエンジニアとして働きながら小説を書き、文学賞に応募。デビュー作「オーデュポンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞受賞。その後、作家専業となる。「重力ピエロ」で世に認知され、「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞受賞。「ゴールデンスランバー」で山周五郎賞受賞、「逆ソクラテス」で柴田錬三郎賞受賞。氏の著書は米・英・中国韓国、等で翻訳刊行。 2.書;兄弟と父母の4人家族には、過去に辛い出来事があった。弟(はる)は、亡き母がレイプされて出来た子という設定。過酷な境遇の中で、連続放火と火事を巡る事件が始まり犯人捜しする物語。家族4人の性格描写が見事で、味わい深く、ミステリーというよりも感動的な兄弟・家族愛に溢れた小説書は、大きな賞は取っていないが、直木賞・屋大賞・・等の候補になりました。勲章なくとも読み応えある作品です。 3.個別感想

    『重力ピエロ (新潮文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(4223レビュー) - ブクログ
  • 『バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(981レビュー) - ブクログ

    「僕は、来ない相手をずっと待ってる寂しさに詳しいんだ」 飄々として、掴みどころがなくて、目の前で寂しそうにしている人がいたら、とりあえず声をかけてしまうだろう、五人の恋人を持つ星野ちゃん。 そんな男と二ヶ月半強、見張り役としてともに行動していた繭美。 彼女は星野ちゃんに対して「おまえは自分には大した価値はないと感じている」と指摘する。それはつまり「相手にとって自分は重要な人間じゃねえ」と思っていること。 星野ちゃんて、可笑しいけど何だか悲しい。同じ空間にいるはずなのに何だか寂しい。そんな心情を抱いていた私は、繭美の言葉に納得した。 星野ちゃんが‹あのバス›に乗る直前、繭美が助かるかもしれない方法を助言する。繭美の意外な行動に、最初は繭美らしくないぞと思ったのだけれど、そうだ、繭美も人間だったとハッとする(普通の人間なんだね、とまでは星野ちゃんは思えないようだが)彼女は決して無機質な機械なん

    『バイバイ、ブラックバード (双葉文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(981レビュー) - ブクログ
  • 『PK (講談社文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(23レビュー) - ブクログ

    3つそれぞれの話は短編としても面白い。 全体で読むと全ての話が実は繋がっていて、 タイムパラドックスものだったことが分かる。 一読では混乱して全ては把握できない。 解説を読んでなるほど!と分かった気になるが やっぱりもう一度読みたい。 バタフライエフェクトという言葉があるように、 誰かの小さな決断や行動が 全く予想もしていなかった いつかの世界やどこかの誰かに 繋がることもある。 それは良いことへの変化かもしれないし 反対に最悪の事態への変化かもしれない。 ひとつの行動は何かを変えてしまう可能性がある。

    『PK (講談社文庫) [Kindle]』(伊坂幸太郎)の感想(23レビュー) - ブクログ
  • 『ユニクロ潜入一年』(横田増生)の感想(109レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ ワンマン経営に疲弊する現場を克明に描く潜入ルポルタージュの傑作!サービス残業、人手不足、パワハラ、無理なシフト、出勤調整で人件費抑制――。「(批判する人は)うちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」 そんな柳井正社長の言葉に応じ、ジャーナリストはユニクロの店舗への潜入取材を決意。離婚し、再婚して、姓をのものに変え、面接に臨んだ――。「週刊文春」誌上で大反響を呼んだ「ユニクロ潜入ルポ」をもとに、一年にわたる潜入取材の全貌を書き下ろした。読む者をまさにユニクロ店舗のバックヤードへと誘うかのような現場感に溢れたルポルタージュである。気鋭のジャーナリストが強い意志をもち、取材に時間をかけ、原稿に推敲を重ねた読み応えのあるノンフィクション作品が誕生した。序 章 突きつけられた解雇通知第一章 柳井正社長からの〝招待状第二章 潜入取材のはじまり イ

    『ユニクロ潜入一年』(横田増生)の感想(109レビュー) - ブクログ
  • cruyfさんの感想・レビュー

    なにやってんだろね、このクズ!と思いながら読み進め、最後の方は涙で読めなくなった(個人の感想です)。これは母の物語。

    cruyfさんの感想・レビュー
  • cruyfさんの感想・レビュー

    cruyfさんの伊坂幸太郎『砂漠 (新潮文庫)』についてのレビュー:他の伊坂作品と比較すると、イマイチだったけど、...

    cruyfさんの感想・レビュー
  • 『ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)』(宮部みゆき)の感想(569レビュー) - ブクログ

    読み終わってしまった。。。 どうしよう…寂しい…キ・キーマにもう会えないとか認められない…涙 みなさんのレビューでも書かれている通り、えっ?小学生にここまで背負わせる?ってくらい重く、辛い描写が続きます。10年以上前のにも関わらず凄い過酷な内容…。亘君の事情もさることながら、もう同級生の美鶴君に至っては当、心配過ぎる。 冒険の中でも差別や戦争、宗教問題などが描かれており、テーマとしては中々考えさせられる内容。 とてもとても長く、実際に冒険が始まるのは『中』になってから。 人間関係や心理描写、伏線が丁寧に描かれており、それなのにだらだらと引き延ばしている感じはありませんでした。全部、物語を形成するのに必要な言葉で、もう、さすが宮部みゆきさん。 『下』は走り出した物語がさらに加速して勢いを増し、一気読みでした。 読後はしばらく冒険の余韻に浸っておりました。 最初は年相応の子どもだった亘君が

    『ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)』(宮部みゆき)の感想(569レビュー) - ブクログ
  • 『マリアビートル (角川文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1628レビュー) - ブクログ

    格的に仕事が始まって、ぐっと読書のペースが落ちてしまった。 10年ぶりの再読。 初めて単行として出版されたのは2010年。棚から単行をぐいぐい引っ張り出してみた。一度しか読んでいないだけあって、超美。しかしとても残念なことに、全く覚えていなかった。 今回、文庫版を読むにあたって事前に「グラスホッパー」を読んで、続く「AX」に備えていたのに、「グラスホッパー」と作品との間に様々な作品を読んでいるうちに、せっかく事前に読んだ「グラスホッパー」を忘れかけていた。めちゃ悲しい。 今回の舞台は、殺し屋をたくさん乗せた東北新幹線。東京から盛岡までの約2時間半、総分量、文庫にして約570ページ。ものすごい重量感。 6月、わたしは自分なりの幸福の答えを出すことに必死で、自分と向き合う作品を多く読んでいて、少し疲れていた。それで、いつも間違いなく最高のエンタメを提供してくれる伊坂幸太郎作品を読む

    『マリアビートル (角川文庫)』(伊坂幸太郎)の感想(1628レビュー) - ブクログ
  • 『ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)』(宮部みゆき)の感想(424レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 僕は運命を変えてみせる-。剣と魔法と物語の神が君臨する幻界でワタルを待ち受けていたのは、さまざまなモンスターに呪い、厳しい自然、旅人に課せられた数々の障害だった。大トカゲのキ・キーマ、ネコ族のミーナらとともに、ワタルは五つの宝玉を獲得しながら幻界の旅をつづける。先をゆくライバル、ミツルの行方は?ワタルの肩にかかる幻界の未来は?胸躍る場面が次々展開する和製ファンタジーの金字塔!

    『ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)』(宮部みゆき)の感想(424レビュー) - ブクログ
  • 『GO (講談社文庫 か 84-1)』(金城一紀)の感想(485レビュー) - ブクログ

    韓国籍を持つ《在日韓国人》を父に持ち 日で生まれ日で育った僕・杉原。 父親にボクシングを習い、喧嘩は負けなし。 朝鮮学校を卒業後、広い世界を見るために普通の高校に進学する。 国籍・国境・人種 それに伴う差別 そういったものに人生を阻害されてきた人達の物語。 --------------------------------- 杉原の真っ直ぐで若々しい語りが爽快に心に響く。 日人の女の子・桜井に恋をするのだが、また彼女が型にはまらない天真爛漫さでめっちゃ可愛い。 音楽映画など彼らなりの「カッコいいもの」を探しながら、仲がどんどん深まっていく。 しかし彼らの間にも差別は入り込む。 行きたいところに行けない 犯罪者予備軍として警察の監視下に置かれ まともな職業につけない 日で生まれ、日で育ったのに 「血が汚い」ってなんだ? 僕は、一体何者? そのような感情を味あわずに 普通に日人とし

    『GO (講談社文庫 か 84-1)』(金城一紀)の感想(485レビュー) - ブクログ
  • 『海よりもまだ深く (幻冬舎文庫)』(是枝裕和)の感想(26レビュー) - ブクログ

    タイトルと同名の『海よりもまだ深く』が映画の公開になっているのを見て気になったので手に取りました。 うだつの上がらない主人公の良多の日々の暮らしには 少し呆れつつも、いつか現実を見てくれるのではないかと期待しながら読んでしまいました。 現実にこんな人と一緒にいたら苦労してしまうと思いますが、小説だからと割り切れて客観的に見れるところがあるので楽しみというより観察をしながら読んでいた感じでもあります。 あまりにも現実からかけ離れているのでまるで、 子供みたいで可笑しくなるほどでした。 11歳の息子の方がかえって大人のように思えてしまいました。 逆にをはじめ良多の母親などと女性陣は 現実をしっつかりと見据えているので、 言葉の端々に名言を語っています。 特に年老いた母親からの言葉はじわじわと心に響いてきます。 映画の中でも4つの名言が出てくるようです。 4つの名言 「愛だけじゃ生きていけない

    『海よりもまだ深く (幻冬舎文庫)』(是枝裕和)の感想(26レビュー) - ブクログ
  • 『日本人を考える 司馬遼太郎対談集 (文春文庫)』(司馬遼太郎)の感想(19レビュー) - ブクログ

    人を考える 司馬遼太郎対談集 司馬遼太郎は 対談の名手である。 相手の持つよさを うまく引き出して、知の輝きが増す。 昭和44年(1969年)から昭和46年の間の対談集。 その時代からかなりたっているが、 日の思想の底流が明確になっているような気にもなる。 梅棹忠夫、 日は無思想時代に入った。 大企業に入るとは 藩に属するようなもの。 ギターを楽しんで弾いて生きていくことが不思議でなくなっている。 犬養道子、 相対的思考のなかで あっけらかんとして生きている。 ヨーロッパの理詰め的な対話はつかれる。 なぜ 絶対なものをもとめたのか。 祖父が 首相だったが 殺されたことによる 絶対を求める力が強かった。 梅原猛、 真善美。は 宗教の求めるもの。 南無阿弥陀仏と南妙法蓮華経。 弥生文化と縄文文化の潮流がある。 浄土宗、浄土真宗は 死の論理。 日蓮からは 新興宗教が産まれている。 日蓮は

    『日本人を考える 司馬遼太郎対談集 (文春文庫)』(司馬遼太郎)の感想(19レビュー) - ブクログ
  • 『いけちゃんとぼく (角川文庫) [Kindle]』(西原理恵子)の感想(4レビュー) - ブクログ

    「泣ける」という話を聞いて。泣けなかった(笑)。 ワシは感性が鈍いのかもしれない。 -----------------------≪ネタバレ注意≫------------------- いけちゃんのような欲望が、自分にはないからかもしれない。 目の前にいる現在の相手に、その人の歴史全てが生きていると思うから。それは過去ではなく、現在。「いま、ここ」の話。 恋愛には、自分のたどってきた人生、過去の(自分の)恋愛遍歴も作用する。目の前の相手には、自分が過去に付き合った相手(との経験)も生きている。 そうすると、それはもはや特定の誰か一人、ということではないんだよなあ。なんてことを考えていると、この作品の波長とは合わないんだろうなと。 「男の子って、走るのがはやいね」って、寿命のことを言っている?少年期の話なのか晩年の話なのか。そこだけハッキリさせてくれ(笑)。

    『いけちゃんとぼく (角川文庫) [Kindle]』(西原理恵子)の感想(4レビュー) - ブクログ
  • 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)』(村上春樹)の感想(117レビュー) - ブクログ

    ああ、面白かった!! 村上さんは、読書体験を積み重ね(インプット)、29歳で初めて小説を書いた。 「僕はこれまでに自分が読んできたヨーロッパやアメリカの作家の作品から、あらゆるものを片端からかき集めるようにして借用したわけです。文体や、ストラクチャーや、とにかく何もかもをごたまぜに。その結果、僕は自分自身の日語の、オリジナルなスタイルを獲得することができた。(p.214)」 というのを読んで、文学版フリッパーズギターみたい!と思ってしまった。 村上春樹はロックスターなのだ、だから自分は惹かれるのだなと思った。 20年来、わたしは村上春樹の熱心な読者です。 内容はもちろん、登場する料理やら音楽やら、 そういうものから受けた影響も大。 ドアーズ、ビーチボーイズ、ビートルズ、ビル・エヴァンス、スタン・ゲッツ、ブラームスやベートーベン…思い返せば、随分と追いかけて聴いてきた。 今のわたしの音楽

    『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)』(村上春樹)の感想(117レビュー) - ブクログ