自民党石破派(水月会)の会長代行を務める山本有二元農林水産相は16日夜のBS-TBS番組で、同派会長の石破茂元幹事長が3位に終わった先の総裁選を振り返り「石破派としても石破氏としてもグレートリセット(が必要)だ。物事の考え方を革命的に変化させない限り、絶対に(石破氏は)党総裁になれない」と述べ、危機感をあらわにした。 山本氏は「石破氏は1000人、2000人の大衆を説得する力はものすごい。残念なのは(党所属議員)一人一人の説得力がどうもないような気がする。顔を見て『お願いします』と言ってやってもらわないとわれわれが困る」と訴えた。 石破派の事務総長を務める田村憲久衆院議員が厚生労働相として再登板することについては「救われた。田村氏が入ったから良かったものの、永遠に入らないグループにいたら、みんな不安になってしまう」と語った。