里山ランドスケープとは、日本で古くから受け継がれてきた社会生態学的生産システムであり、世界各地の人々が実践してきた多角的な土地利用法の一種です。里山に見られるような景観(里山的ランドスケープ)は何千年もの間、多くの人々の暮らしを支えてきました。しかし、近代化や都市化の様々な影響を受けて里山のシステムは徐々に衰退し、放棄されるようになってきました。これに伴い、生態系の多くが劣化し、里山の地域コミュニティが弱体化しつつあります。「SATOYAMAイニシアティブ」は、人間の福利と生物多様性の両方を高める里山的な土地利用システムが秘めた可能性を認識し、土地と自然資源を最適に利用・管理することを通じて、人間と自然環境の持続可能な関係を再構築しようとする試みです。詳細はAboutをご覧ください。 2010年1月29-30日にフランス・パリのUNESCO本部において、世界各国の政府関係者、研究者、専門家