2015年4月25日 養老天命反転地へ行きました。 言うまでもなく荒川修作+マドリン・ギンズのテーマパークです。二日かけてこのテーマパークをうろつき、私はたいへん傷つきました。一言でいうと人生と世界だった。 私は二日間で選択と挫折を迫られ、世界を理解したと意図的にぬかよろこびさせられ、不安になり、がっかりし、それから暴力的にパラダイム・シフトを経験させられ世界を見せられた。私はここで人生を完全に一度経験した。 (1)極限で似るものの家 最初に登場する施設「極限で似るものの家」では、地面、壁、天井といったあらゆる場所にベッドや机、風呂やトイレなどの家具が突き刺さっている。 入り口で貰えるパンフレットにはここでするべき行動がいくつか書かれている。「今ここに住んでいるつもりで」「自分の家との類似」を意識し、「家具を他の家具と比較して使え」。 どれも妙な生活感があり、そのくせどこか嘘っぽい。 私は
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