第14回 上海はバブル崩壊の影響なし ~萌えオタクが日中関係を救う~ 経済アナリスト 森永 卓郎氏 2006年1月16日 浦東エリアの高層マンション 浦西側から見た浦東エリアに建築中の高層マンション(中国・上海市内) (写真提供:時事通信社。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられています) 昨年11月、半年ぶりに上海を訪れた。マンション価格が昨年4月のピーク以降、2ヶ月間で45%も下がるなど、バブル崩壊の影響が大きいのではないかと心配していた。 4月に上海政府が地元不動産業者にアンケートを行ったところ、7割以上が「上海の土地は二度と上がらない」と答えたという。 日本のバブルと同じように地価上昇が上海経済を支えてきたのだから、それが終わったら経済も沈み込むのではないかと思