Dadaismを単に楽しみ、知的に冷笑したい。 ■先週からMoMAで「DADA」展が開催されている。今回のダダは巡回展で、昨年10月にパリのポンピドゥ・センターを皮切りに、ワシントンDCのナショナル・ギャラリーでも話題となり、今夏、漸くNYに廻ってきた。前評判で期待に胸を膨らませ、待ちに待っていた人も多いだろう。NYの日系フリーペーパーやブログ、ネットなどで「今展示会はアメリカでダダのみを取り上げた初の展示会」「アメリカでダダ展を大々的に開催するのは、今回が初めて」などといった情報が出回っているが、これは間違っていると思う。私でさえ、約10年前にホイットニー美術館での「DADA」展を鑑賞しているから、全米初の大々的なダダ展ってことは決してないはず。同展の作品点数は400、50人ものダダイストによる作品を一挙に展示していることからだろうか? いやいや、この問題はさておき、この「DADA=ダダ
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