恐らく本稿を読まれている読者諸兄のほとんどが、Amazon.co.jp(以降、Amazon)が提供しているサービスを、一度は利用したことがあるのではないだろうか。Amazonはもともとが書籍販売を中心としたサイトであるが、品ぞろえ、書評などの豊富さから、書籍特化型の検索エンジンとしても十分に利用できる。 本稿では、Amazonが提供するXML Webサービスである「Amazon Webサービス」を利用する方法について紹介する。Amazon Webサービスを利用することで、Amazonが保有している膨大なデータベースをあたかも自前のデータベース・サーバであるかのように検索することができる。 それではさっそく、具体的なサンプルを見てみることにしよう。 1.プロキシ・クラスを生成する プロキシ(代理)・クラスとは、その名のとおり、ユーザー・アプリケーションに成り代わって、XML Webサービスと