世間では電子書籍の共通フォーマットはEPUBで決まり、といったような風潮があるので、EPUBについて調査中です。 サービスの立ち上げにはもろもろの事情によりもう少し時間がかかりそうなので、EPUBについて調べたことを小出しに書いていきます。 EPUBって何? まずはじめに、予備知識のない方のため、EPUBについての説明をしておきます。 EPUBというのは、「IDPF」という電子書籍の開発と促進を進める標準化団体が提案というか提唱している電子書籍のフォーマットです。というとちょっと語弊がありそうで、EPUBというのは一個のフォーマットの「仕様」ではないのでした。Webで言えば、HTTPとHTMLとCSSの3つを合わせて(さらにはUnicodeとかURIとかも合わせて)「WWW」という一つの標準仕様です、といったような意味で、EPUBというのはOPS、OPF、OCFを合わせた(ついでにDTBの
DTPデータからEPUB3データを作る際に避けて通れないのが、EPUB3データの校正作業です。もとのデータにあったテキストブロックや画像が飛んでしまっていてはコンテンツとして意味をなしませんし、制作過程においてルビや圏点、太字などの修飾要素が飛んでしまったり、縦組みで正立していた文字が横転してしまったりという事態も避けなければなりませんから、もとの紙の本と引き合わせての校正は避けられません。 現状、この目的のための専用定番アプリ的なものはありませんので、既存のものを組み合わせてどうにかするしかありません。 引き合わせ校正を目的とした場合に最適なEPUBビューアの条件 ということで、紙の底本との引き合わせ校正を目的とした場合のEPUB閲覧環境の条件を考えてみます。条件としては 1. 1行文字数をできるだけ底本のそれに合わせられるビューアがよい 2. 間違いがあった箇所をチェックするためのハイ
Welcome to Cloud Authoring Service for Universal Book (CAS-UB) This site provides you with the CAS-UB book editing and production service on the cloud. Only registered users can login to this site. Visit the subscription site (http://www.cas-ub.com/en/common/pricing.html) to be a registered user. Operation and Management of this site The maintenance work takes place every Thursday from 18:00+0900
停滞するSigilの開発 電書ちゃん 無料で利用できるEPUBエディタの代表的存在といえば Sigil(シジル)よね。 ろす ああ、僕も昔はさんざんお世話になったよ。 電書ちゃん ところがこのSigil、どうやら開発に行き詰まってるらしいの。今月に入って開発ブログにこんな記事が掲載されてるわ。 Making epub happen: Sigil's Spiritual Successor ろす 僕は宗教上の理由で英語の記事が読めないので、内容を3点に整理してオナシャス! 電書ちゃん はい、要約してあげたわよ。あんたのためじゃないからね。読者のみんなのためだからね。 レポジトリをGithubに移して開発を続けてきたSigilだが、活動は停滞している Sigilの停滞を見て、Calibre(キャリバー、電子書籍総合管理ツール)開発者のKovid氏が編集ツールにSigilの機能を取り入れ始めてい
EPUB3ファイルの編集にSigilを使ってはいけない、という小ネタ。 epubcheck-3.0.1でエラーも警告もないEPUB3ファイルを、Sigilで編集して保存するとエラーまみれになってしまう、という状況。SigilはEPUB2に完全対応を謳っているけど、EPUB3はどうやら中途半端な対応らしい。 なので、Sigilを通して作るとepubcheckではエラーを吐くことになる。 「かんたんEPUB3作成easy_epub」 で作るEPUB3はepubcheckでエラーのないValidなEPUB3ファイル。 このファイルはEPUB3で、 ・toc.ncxは生成していない。 ・opfファイルでナビゲーションに指定した文書で、目次とlandmarksを記述。 epubcheck-3.0.1のチェックではエラーも警告もない。 ところが、このEPUB3ファイルをSigil (Mac buil
「情報革命」とは何でしょうか。それはネットを介した大量情報の流入による社会生活の変化の連続のことです。情報革命の初期に始まる一つの変化は「見る変化」です。情報を最も効率的に処理できる人間の入力デバイスは「目」であり、そのための環境作りがまず構築されるでしょう。 スマートフォンが携帯電話を駆逐したのは、iPhoneのデザインが素晴らしかったからではありません。人々が大量の情報を処理するためには、非効率な「耳」デバイスを置いて、より効率的な「目」デバイスを活用する必要があったからです。 7インチタブレットの新製品投入が相次いでいます。これは何を意味し、何を駆逐するのでしょうか。そのフォルムを見れば答えは明らかでしょう。それはまさに「書籍」なのです。7インチタブレットは「アトムの読書」を「ビットの読書」にすべて置き換えようとしています。 スマートフォンは、話し言葉を文字化して見るためのデバイスと
1 新 ICT 利活用サービス創出支援事業 EPUB 日本語拡張仕様策定 EPUB3 ジャンル別ソリューション EPUB コミック(漫画 Comic) 2011.03.17 ■デジタルマンガをめぐる現状 すでに電˲ 化されたマンガは˹ 近なものに じつをいうと、とっくに「デジタルマンガ」は特別な存在ではなくなっている。残念な ことだが、よく売れる作品ほど発売まもなくスキャニングされ、ネットにアップロードさ れてしまう状況だ。これらデジタル海賊版が入手できるサイトは比較的簡単に探すことが できる。そして、そのようなサイトは日々増殖しつづけている。さらに、単に電子化する だけでなく、勝手に翻訳(Scanlation)して公開するサイトすら多数存在する。 ただし、こうした海賊版を楽しんでいるのは凶悪な犯罪者などではなく、ごく普通のマ ンガファンだ。
2011年、電子2年(あるいは何度目の元年なのか)などと言われている昨今、電子出版への取り組みを始められた出版関係の方も多いと思います。電子出版とひとくちに言っても、アプリ形式のものからPDF、EPUB、専用フォーマットに至るまでさまざまな種類があります。なかでも、自社のコンテンツを構造化されたXMLやDB、または管理されたCMSに取り込む必要性を感じていらっしゃる方も多いかもしれません。 構造化されたコンテンツを取り出すために、組版ソフトのInDesignからのEPUB(XHTML)書出しに期待している方も多いでしょう。実際にそうしたワークフローを推奨する書籍やネット上の記事も散見されます。しかしながら、InDesignからのEPUB(XHTML)書出しは(現状では)まったく使い物になりません。ここで3つだけ理由を述べます。 まず、ひとつめにInDesignから書き出されたEPUB(XH
2010年07月16日01:15 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages perl - O'ReillyのiPhoneアプリ本からepubをぶっこぬく W00t! たった600円でオライリー本をiPadやKindleで読む。すてき。 - このブログは証明できない。 ところが、紙の本と比べてそれほど安くないんですね。iPhone版の600円はやはり魅力です。大丈夫。実はこのアプリからiPadで読めるepubを取り出すことができるんです。特殊なハックというわけではなく、オライリーのサイトでもやり方が書かれています。 Ebook Bundles - Getting The Most はてなブックマーク - samurai20000のbookmarkこれすごすぎる。ただ、やり方が面倒なので自動化したいとこ。 やりましょう。 できました。 #!/usr/bin/env p
オライリー本読んでますか?いろいろ揃っていて、ついつい買っちゃいますよね。でも、価格が高い&厚い&重いの三重苦です。ところが、iPhone版の電子書籍だと600円で買えてしまいます。しかも、場所を取らない。最初は数冊だったのが、今では868冊がリリースされています。 これがO’ReillyのiPhone電子書籍だ!!(写真満載レビュー) - このブログは証明できない。 600円でフルバージョンが手に入るオライリー本ですが、やはりiPhoneであのボリュームを読むのはツライ。そこでオライリーでは、iPadやKindleで読める電子書籍を販売しています。 no title ところが、紙の本と比べてそれほど安くないんですね。iPhone版の600円はやはり魅力です。大丈夫。実はこのアプリからiPadで読めるepubを取り出すことができるんです。特殊なハックというわけではなく、オライリーのサイトで
EPUB(イーパブ)は、国際電子出版フォーラム(英語版)(International Digital Publishing Forum, IDPF)が策定した、オープンフォーマットの電子書籍ファイルフォーマット規格である。「EPUB」は"Electronic PUBlication"(電子出版)の意味を持ち「epub」「ePub」などと表記される場合もある。 EPUBはXML、XHTML、CSSおよびZIPに基づいた規格であり、対応するハードウェアやアプリケーションソフトウェアは多く、電子書籍ファイルの標準となっている。 2020年2月19日にはISOより国際規格"ISO/IEC 23736" として刊行された。 EPUBは、XHTMLのサブセット的なファイル・フォーマット規格であり、HTMLやウェブブラウザのオープン性を保持しつつ、インターネット接続が切断された状態の携帯情報端末(PDA
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